【奄美大島グルメ】奄美の食材を堪能できるお店5選!

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こんにちは、ShimaSuki編集部です。奄美大島は、鹿児島県に位置する美しい島で、その豊かな自然と独自の文化が魅力的です。

奄美大島の郷土料理は、島の豊かな自然環境と歴史的背景が深く関わっており、その結果として生まれた独特の食文化が存在します。訪れる人の舌を幸せで満たす奄美大島グルメについてご紹介します!

奄美大島の自然環境とその影響

奄美大島は亜熱帯気候に属し、年間を通じて温暖で雨が多い地域です。この気候は豊かな自然環境を育み、多様な食材が手に入ります。海に囲まれた島であるため、魚介類が豊富であり、また肥沃な土地が農作物の栽培にも適しています。

  1. 海産物
    奄美大島は周囲を美しい海に囲まれており、豊富な魚介類が取れます。ミジュン(イワシの一種)、カツオ、マグロ、サバなどが地元でよく消費されます。これらの魚は、新鮮な刺身として、あるいは煮物や焼き物として食べられます。また、さつま揚げ(つけあげ)も地元の魚を使って作られることが多く、揚げ物文化が根付いています。
    奄美大島の郷土料理屋さんや居酒屋で地元の人から愛されているのが、「トビンニャ」です。マガキ貝といった貝で、海中を飛びながら、、移動するところからトビンニャと呼ばれています。コリコリっとした食感がやみつきになります。
  2. 野菜と果物
    温暖な気候はさまざまな野菜や果物の栽培が盛んです。特にパパイヤやハンダマ(沖縄ほうれん草)など、島特有の野菜が豊富にあります。未熟なパパイヤは漬物にして食べられ、ハンダマは炒め物やおひたしとして日常的に消費されています。

奄美大島の歴史的背景とその影響

奄美大島の歴史は、琉球王国時代や薩摩藩の支配など、さまざまな時代の影響を受けています。これらの歴史的な出来事は、島の食文化にも大きな影響を与えました。

  1. 薩摩藩の支配
    1609年に薩摩藩が奄美大島を支配するようになり、島の人々は厳しい年貢を課せられました。この影響で、奄美大島の住民は自給自足の生活を強いられ、工夫を凝らした料理が発展しました。鶏飯(けいはん)はその一例で、少ない材料で豪華に見せる工夫が施されています。鶏肉や錦糸卵、野菜などを使ったこの料理は、もてなし料理として生まれたのです!
  2. 琉球王国の影響
    奄美大島はかつて琉球王国の一部であったため、琉球料理の影響も見られます。例えば、沖縄料理のじゅーしー(炊き込みご飯)や油そうめんは、奄美大島でも親しまれています。これらの料理は、沖縄料理のエッセンスを取り入れながら、奄美大島の食材を活かしたものです。
  3. 黒糖文化
    奄美大島は黒糖の産地としても有名です。黒糖は砂糖黍(サトウキビ)から作られ、その製造技術は薩摩藩時代に発展しました。黒糖を使ったお菓子や黒糖焼酎は、奄美大島の特産品として広く知られています。黒糖焼酎は、奄美大島でしか生産が許されていない独特の焼酎で、そのまろやかな甘さと深いコクが特徴で、奄美大島の居酒屋にはたくさんの種類の黒糖焼酎が置いてあります。

奄美大島の食材が味わえるおすすめ店舗5選

奄美大島には郷土料理を味わえるお店から、奄美食材を使った現代風にアレンジされたグルメまで、たくさんのお店があります。奄美大島の食材を堪能したい人へ、ShimaSuki編集部おすすめのお店を5店舗紹介します!

奄美のにがりで作られた島豆腐を堪能できる「島とうふ屋」

奄美大島の人気店「島とうふ屋 」は、地元の人々や観光客に愛される名店です。平日もランチタイム前後は多くの観光客や地元の人で賑わっています。

しっかりとした食感と濃厚な風味が特徴の豆腐を様々なメニューで楽しむことができます。

ランチメニューは種類が豊富で迷っちゃいます。何度も通い、全部のメニューを食べたくなるくらい。ランチセットを頼むと、なんと、湯豆腐バイキングを無料で提供してくれるという、嬉しいサービスも!店内の窓に、専用クレヨンでお絵描きをしていいなど、子供と一緒に訪れても、大人も子供も楽しむことができます。

店内に入ると、冷蔵庫が置いてあり、お惣菜やお豆腐を購入するも可能。宅配便での発送も対応してくれる為、お土産にもおすすめです♪

住所: 鹿児島県大島郡龍郷町中勝1561-1
電話番号:0997-55-4411
営業時間:11:00〜20:00(ラストオーダー20:00)
定休日:不明
HP:https://shimatoufuya.jp/

奄美大島の島唄と共に郷土料理で至福の夜を!島唄・島料理居酒屋「まぁじん」

食べるだけでなく、耳からも奄美大島を感じたい方におすすめなお店が、島唄・島料理居酒屋「まぁじん」です。

奄美大島の島唄は、古くから島の人々の生活に根付いた音楽文化です。琉球王国時代や薩摩藩の支配を経て、島民の苦労や喜び、自然の美しさが歌詞やメロディに反映されています。沖縄の島唄は、低い声で歌いますが、奄美大島では女性も男性も同じキーで歌う為、男性の人は裏声で歌うことが多いのが特徴です。

まぁじんでは、定期的に島唄ライブが開催され、生で島唄や、三線(さんしん)の音色を聞くことができます。お客さんも一緒に参加することも出来たりと、忘れられない時間を過ごすことが出来ますよ。

居酒屋でも、子供も一緒に入店することができます。

地元の人にも愛されていて、お祝いの席にもかかせない、「トビンニャ」。コリコリっとした食感で、つい手が伸びてしまいます。

住所: 鹿児島県奄美市名瀬柳町5-18
電話番号:0997-69-3339
営業時間:18時〜23時
定休日:日曜日 不定休
Instagram:https://www.instagram.com/ma_zin518

奄美大島の海を見ながら郷土料理・鶏飯が食べれる「AMAネシア」

奄美大島の郷土料理は?と聞かれた時に、多くの人が答える鶏飯(けいはん)。色々なお店がありますが、ShimaSuki編集部がおすすめしたいのが、笠利町にある、ビーチサイドレストラン「AMAネシア」です。

アジアンチックな店内、窓から眺めることができる奄美大島のビーチ。リゾート地にやってきたなぁという気持ちにさせてくれます。

奄美大島の海、そして、奄美大島の郷土料理。贅沢なロケーションに心躍ります。

AMAネシアの鶏飯は、スープがとにかく美味しいです。食べている時に、カセットコンロで温められるので冷めることなく、温かいスープで鶏飯を味わうことができます。

鶏飯以外にも、奄美大島の郷土料理の島ヤギのスープカレーや、油ゾーメンなどもあります。人気店なので、事前に予約されることをおすすめします。

住所: 鹿児島県奄美市笠利町用安1246 奄美リゾート ばしゃ山村
電話番号:0997-63-1178
営業時間:11:00 – 22:00 (L.O. 21:00)
定休日:年中無休
HP:http://basyayama-mura.com/restaurant

奄美で育った薬草をふんだんに使った奄美薬膳「つむぎ庵」

亜熱帯地域の奄美大島では、本土では珍しい草木が自生しています。奄美薬膳「つむぎ庵」では、健康長寿の島として注目されている奄美大島の草木や、農作物を使った料理を味わうことができます。

ShimaSuki編集部のスタッフも、奄美大島へ取材で訪れるたびに必ず立ち寄るお店です。初めて訪れた時に、食べていたら、体が喜んでいき、中にエネルギーが注入されていくのを感じる不思議な体験をしました。

いつもよりゆっくりと食事時間をとり、日ごろの生活で疲れている体を、つむぎ庵でいたわってあげてください。

人気の観光スポット・マングローブ原生林からも近いので、カヌーで体を動かした後にも、是非、おすすめです。

住所: 鹿児島県奄美市住用町大字役勝87
電話番号:0997-69-2390
営業時間:午前11時30分~午後3時
定休日:不定休
HP:http://tsumugian.amamisp.net/index.html

冬に訪れた際には絶対立ち寄りたい「元井農園」

奄美大島は、1年間を通して、南国フルーツの生産も盛んです。シーズンは夏ですが、冬でも平均気温18度と過ごしやすく、観光客も夏より少ない為、ゆっくり奄美大島を楽しむには、冬に訪れるのもおすすめです。2月でも、シュノーケリング体験もできちゃいます。

そんな冬に訪れた際に、立ち寄りたいお店が「元井農園」です。

たんかんは、奄美大島の特産物のひとつです。スーパーなどでも売られていますが、元井農園のたんかんは、濃厚でジューシーで、お値段もお手頃。たんかんは、機内持ち込みできるので、お土産にもおすすめです。

生絞りジュース体験もできるので、子供も楽しめます。

その場で、飲むたんかんジュースの濃厚さ、フレッシュさを是非1度味わってみてください。

※果物の状況によってOPENしていない時もあるので、事前に電話で確認されることをおすすめします。

住所: 鹿児島県奄美市住用町役勝222
電話番号:0997-56-3331
営業時間:9:00〜17:00
定休日:不定休 (果物の収穫時期は営業)
HP:https://www.motoinouen.com/

環境と歴史が育んだ奄美グルメ

奄美大島の環境、そしてこれまでの歴史によって育まれていった奄美の料理は、現代の疲れた体を癒すヒントがたくさんつまっています。食べるたびに、心も体も満たされていく感覚。奄美大島で、存分に味わってみてください。

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