なぜ伊豆七島は東京都に属しているの?

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こんにちは、ShimaSuki編集部です。伊豆七島と聞いて皆さんは、どこの都道府県を思い浮かべますか?

伊豆七島は、東京から南に少し離れた太平洋の中に浮かんでいる島々です。伊豆半島の近くにあるので、「伊豆」という名前がついていますが、実は東京都の一部なのです。伊豆ときいたら、静岡県を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?なぜ、東京都なのに「伊豆七島」という名前がついているのか?昔の歴史を見ながら、解説していきたいと思います。

昔の時代の「江戸幕府」とのつながり

江戸時代(約400年前)、日本は「江戸幕府」という強い政府によって統治されていました。江戸幕府の「江戸」というのは、今の「東京」のことです。伊豆七島は、この江戸幕府が直接管理していました。幕府は、伊豆七島が重要な場所だと考えていたため、江戸から遠くても管理しやすいように、江戸に近い地域として扱っていました。

明治時代に「東京府」に

それから200年以上が経ち、江戸時代が終わると「明治時代」が始まりました。明治時代には、日本全国が「府」や「県」に分けられ、地域ごとにまとめられるようになりました。このとき、伊豆七島は「東京府」という地域に含まれることになりました。その後、東京府が「東京都」になり、今でもそのまま東京都に属しているのです。

昨今では、「伊豆諸島」から「東京諸島」に変えようとする動きも出てきておりますが、島民たちの希望にもよって、現在も「伊豆七島」とされております。

伊豆七島について紹介

伊豆七島は、東京都の伊豆諸島の中にある七つの島々を指します。美しい自然が広がり、東京から気軽に行ける観光地として人気があります。以下が、七つの島とそれぞれの特徴です。

大島(おおしま)
伊豆七島の中で一番大きな島で、火山「三原山」が有名です。観光スポットが多く、海のアクティビティも盛んです。

利島(としま)
小さな島ですが、豊かな自然に囲まれており、椿(つばき)の木がたくさんあります。のどかな雰囲気が魅力です。

新島(にいじま)
透明度の高い海と美しい白い砂浜が魅力の島です。特にサーフィンが好きな人たちに人気です。

式根島(しきねじま)
海岸の温泉が楽しめる島です。海も綺麗で、夏は家族連れの観光客がたくさん訪れます。

神津島(こうづしま)
透明な海と美しい自然が特徴で、登山や海水浴が楽しめます。特に神津島から見る夕日はとても綺麗です。

三宅島(みやけじま)
活火山「雄山(おやま)」があり、火山活動の歴史が深い島です。島には鳥類が多く、生き物の観察を楽しむことができます。

御蔵島(みくらじま)
イルカウォッチングが有名な島で、自然が豊かです。島の周りには多くのイルカが生息しています。

伊豆七島での楽しみ方

伊豆七島は、それぞれの島が自然に囲まれ、海での遊びや登山、温泉、イルカウォッチングなど多くの体験ができます。東京からはフェリーや飛行機で行けるので、少し遠い冒険をしに行くような感覚で訪れることができますよ。

こうして、東京の一部でありながら都会とは違う自然が広がる伊豆七島は、東京都内で特別な観光地としてたくさんの人に愛されています。

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