こんにちは、ShimaSuki編集部です。ひとり旅で心からリフレッシュしたい方にぴったりの新潟県・粟島。都会の喧騒を離れ、ゆったりと流れる“島時間”と、ここでしか味わえない新鮮な海鮮グルメが待っています。
この記事では、ひとり旅の目線で、粟島の魅力やアクセス方法、絶景スポット、体験アクティビティ、名物グルメ、モデルコースまで詳しくご紹介。ひとりで過ごす贅沢な時間と、心に残る出会いがきっと見つかります。
1. 粟島とは?ひとり旅におすすめの理由
粟島は新潟県北部、日本海に浮かぶ人口約300人の小さな島です。周囲23kmの島全体が県立自然公園に指定され、手つかずの自然とゆったりとした時間が流れています。観光地化されすぎていないため、ひとり旅でも気兼ねなく自分のペースで過ごせるのが最大の魅力です。
島には信号が一つしかなく、車の往来もほとんどありません。人との距離感も程よく、地元の人との温かい交流や、静かな時間を楽しみたい方にぴったり。日常を忘れて心をリセットできる場所として、ひとり旅リピーターも多いです。
2. アクセス・基本情報
粟島へのアクセスは、まず新潟県村上市の岩船港からフェリーまたは高速船を利用します。東京方面からは新幹線と在来線を乗り継ぎ、村上駅からタクシーや乗合タクシーで岩船港へ。フェリーは約90分、高速船なら約55分で到着します。
基本情報表
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 新潟県岩船郡粟島浦村 |
アクセス | 岩船港(村上市)からフェリー/高速船で粟島港へ |
運賃 | フェリー:大人2,520円(片道) |
船便 | 1日2~3便(季節により変動) |
島内移動 | コミュニティバス、レンタサイクル、徒歩 |
観光案内所 | 粟島観光案内所(TEL:0254-55-2146) |
温泉 | 漁火温泉 おと姫の湯(大人500円、15:00~19:30、火曜休) |
3. 島内の移動と過ごし方
粟島は車の持ち込みができません。島内の移動は徒歩、レンタサイクル、コミュニティバスが基本です。レンタサイクルは観光案内所で借りられ、4時間以内500円、4時間超1,000円(8:30~17:00)で利用可能です。※子供よう自転車の貸し出しはありません。粟島への自転車持ち込みは可能です。

島の一周は約23km、サイクリングなら3時間ほど。アップダウンが多いので、動きやすい服装とシューズが必須。徒歩でのんびり海岸線を歩くのもおすすめです。島のどこにいても、青い海と緑の野山、鳥のさえずりが心を癒してくれます。
4. 絶景スポットめぐり
粟島には、ひとりでじっくり味わいたい絶景スポットが点在しています。
- 仏崎展望台 新潟百景にも選ばれるビューポイント。断崖絶壁から望む日本海のパノラマは圧巻。サイクリングや徒歩でアクセス可能。
- えびすヶ鼻 奇岩が並ぶダイナミックな海岸線。鳥崎や牧平と合わせて巡るのがおすすめ。
- 八幡鼻展望台 島の西側に位置し、夕日の絶景スポットとして人気です。
- あわしま牧場 海を見渡す牧場で、馬とのふれあいや乗馬体験も可能。のどかな風景に癒されます。
「仏崎の展望台から見た夕日は、思わず息を呑む美しさでした。静かな時間を独り占めできる贅沢な場所です。」
5. 粟島グルメの魅力とおすすめ店
粟島のグルメは、何といっても新鮮な海の幸。名物「わっぱ煮」は、焼き魚とネギを杉の器に入れ、焼き石で一気に煮立てる豪快な漁師料理。島内の民宿や食堂で味わえます。
- わっぱ煮 旬の魚(メバル、カワハギ、アブラコなど)と味噌の旨味が凝縮。熱々の石でグツグツ煮立てる様子も見どころ。
- 刺身・煮魚 5~6月は鯛が旬。サザエやアワビも絶品です。

- 島じゃがコロッケ、魚カツ丼 地元野菜や魚を使った素朴な味わいが人気。カフェや食堂で提供されています。
- おすすめ店 「食堂みやこや」「あわしま屋」では、わっぱ煮定食や刺身定食が人気。カフェ「そそど」では、島野菜や魚を使ったカレーやコロッケも楽しめます。
「わっぱ煮定食は、熱した石が入った状態で運ばれてきて迫力満点。
魚の旨味と味噌のコクがたまらない!」
6. 体験できるアクティビティ
- サイクリング・ウォーキング 島一周コースや西海岸コースで絶景を満喫。道ばたの花や野鳥観察も楽しめます。
- バードウォッチング 春・秋は渡り鳥の中継地。オオミズナギドリやウミウなど希少な鳥に出会えることも。
- 釣り・海水浴・キャンプ 「釣り人の聖地」と呼ばれるほど魚影が濃く、初心者も楽しめます。内浦海水浴場やキャンプ場も整備されています。
- 乗馬体験(あわしま牧場) ひき馬や餌やり、ブラッシングなど、初心者でも気軽に参加できます。事前予約推奨。
- 大謀網漁見学 5~6月の早朝・夕方には、勇壮な定置網漁の様子を船上から見学可能。事前に問い合わせを。
7. 季節ごとの見どころ
- 春 イワユリが咲き誇り、野鳥の渡りがピーク。新緑と花々が美しい季節。
- 夏 海水浴やキャンプ、釣りが最盛期。夜は星空観察もおすすめ。
- 秋 磯ダコやサザエが旬。紅葉と澄んだ空気が心地よい。
- 冬 観光客が少なく、静寂な島時間を満喫。営業店舗が限られるため、事前確認を。
8. 宿泊と温泉
島内には民宿や旅館が点在し、家庭的な雰囲気と地元食材を使った料理が魅力。港近くの宿が多く、ひとり旅でも安心して泊まれます。
温泉「漁火温泉 おと姫の湯」 大人500円、子供220円で利用できる日帰り温泉。日本海を望む開放的な大浴場が人気。旅の疲れを癒すのに最適です。
9. モデルコース提案
1泊2日ひとり旅モデルコース
- 1日目 午前:岩船港からフェリーで粟島へ 昼:到着後、レンタサイクルで島一周サイクリング 午後:仏崎展望台やえびすヶ鼻など絶景スポット巡り 夕方:民宿にチェックイン、温泉でリラックス 夜:民宿でわっぱ煮や刺身など海鮮ディナー
- 2日目 朝:バードウォッチングや釣り体験 昼:カフェ「そそど」でランチ 午後:あわしま牧場で乗馬体験 夕方:フェリーで帰路へ
10. 体験談・口コミ
「粟島は、いい意味で“空っぽ”になれる島。何もない贅沢を味わい、地元の人との温かい交流が心に残りました。」
「民宿のわっぱ煮定食はボリューム満点。新鮮な魚介と家庭的なおもてなしに癒されました。」
「カフェそそどの魚カツ丼やコロッケは、島野菜たっぷりでほっとする味。ひとりでも居心地が良かったです。」
11. FAQ(よくある質問)
Q. ひとり旅でも安心して泊まれる?
A. 民宿や旅館はひとり旅歓迎の宿が多く、アットホームな雰囲気で安心して過ごせます。
Q. 島内の移動手段は?
A. 徒歩、レンタサイクル、コミュニティバスが利用できます。車は侵入できません。
Q. 海鮮グルメはどこで食べられる?
A. 民宿や食堂(みやこや、あわしま屋、カフェそそど等)で新鮮な海の幸が楽しめます。
Q. 島のベストシーズンは?
A. 5~6月の鯛漁シーズンや、夏の海水浴・キャンプシーズンがおすすめです。
12. まとめ
粟島は、ひとり旅で自分だけの時間を楽しみたい方に最適な離島です。雄大な自然、絶品の海鮮グルメ、温かい島民との交流――どれもが心を満たしてくれるはず。都会の喧騒を離れ、ゆっくりと流れる島時間を満喫しに、ぜひ一度訪れてみてください。