【1日で満喫】オリーブから醤油まで!小豆島グルメ完全攻略食べ歩きプラン
「小豆島に行くけど、名物グルメを効率よく楽しむにはどう回ればいいの?」
「オリーブ、そうめん、醤油…全部食べたいけど、1日で回りきれるかな?」
瀬戸内海に浮かぶ美しい島、小豆島。温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの島は、“食の宝庫”とも呼ばれる、まさにグルメ好きにはたまらない場所です。日本で初めてオリーブの栽培に成功した土地として、また400年以上の歴史を誇る醤油や手延べそうめんの産地として、その名は全国に知られています。
せっかく小豆島へ旅に出るなら、その土地ならではの美味しいものを、心ゆくまで堪能したいですよね。
この記事では、小豆島の必食グルメを1日で効率よく巡る、最強の食べ歩きモデルコースを、島の見どころや歴史的背景も交えながら詳しくご提案します!
このコースは、島の道を自由に巡れる車やレンタカーでの移動を想定していますが、公共交通機関である路線バスを使ってのんびり旅をする場合のポイントもしっかり解説しますので、ご自身の旅のスタイルに合わせて参考にしてみてください。
※ご注意※
この記事に掲載している営業時間や定休日、料金などの情報は、記事作成時点のものです。訪問される前には、必ずご自身で各店舗・施設の公式サイト等で最新の情報をご確認ください。
小豆島食べ歩きMAP&モデルコース概要
- 所要時間: 約6〜7時間
- 移動手段: レンタカー推奨(バスでも可)
- ポイント: 定番の観光スポットを押さえつつ、そこでしか食べられないグルメを効率よく巡る!
旅の計画に役立つ!移動手段のポイント
今回のモデルコースを最大限に楽しむためには、移動手段の確保が鍵となります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。
・レンタカー:最も自由度が高く、時間を気にせず島を巡りたい方におすすめ。特に、複数の観光地やお店を効率よく回りたい場合には最適です。土庄港や草壁港の周辺にレンタカー会社がいくつかありますので、事前の予約をおすすめします。
・路線バス:のんびりと車窓からの景色を楽しみたい方や、運転が苦手な方には路線バスが便利です。主要な観光地は網羅されていますが、1時間に1〜2本程度の路線が多いため、時刻表の事前確認は必須。「1日フリー乗車券」をうまく活用するのが賢い乗り方です。
・レンタサイクル:天気の良い日には、風を感じながら走るサイクリングも気持ちいいものです。ただし、小豆島は意外と起伏が激しいので、必ず「電動アシスト付き」を選びましょう。港周辺でレンタルできます。
AM 9:30 | 土庄港からスタート!まずは「天使の散歩道(エンジェルロード)」へ
提供:(公社)香川県観光協会
小豆島の玄関口、土庄港(とのしょうこう)から旅はスタート。フェリーを降りたら、まずは定番の観光スポット「エンジェルロード」へ向かいましょう。ここは、潮の満ち引きによって道が現れたり消えたりする不思議な場所。1日に2回、干潮の時だけ中余島(なかよしま)まで続く砂の道が現れます。
「この道を大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」というロマンチックな言い伝えがあり、カップルや夫婦に大人気のスポットです。もちろん、友人同士や一人旅でも、その神秘的な光景は一見の価値あり。旅の成功を祈願しながら、ゆっくりと歩いてみてください。
<旅のワンポイント>
エンジェルロードを訪れるなら、干潮時刻のチェックは必須です。小豆島観光協会の公式サイトなどで毎日の干潮時刻が公開されているので、必ず事前に確認しておきましょう。また、砂浜を歩くので、ヒールなどは避け、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。近くの丘にある「約束の丘展望台」からはエンジェルロード全体を見渡せ、絶好の写真撮影スポットになっています。
AM 10:30 | ①道の駅 小豆島オリーブ公園で「オリーブソフト」
提供:(公社)香川県観光協会
次に目指すは、小豆島のシンボルとも言える「道の駅 小豆島オリーブ公園」。地中海を思わせるような穏やかな気候の中、約2,000本ものオリーブの木が育てられています。公園の丘の上に立つギリシャ風車は、まさに絶好のフォトスポット。映画『魔女の宅急便』の実写版ロケ地になったことでも有名で、公園内では「魔法のほうき」の無料貸し出しサービスがあり、風車の前でほうきにまたがってジャンプ写真を撮るのがお決まりの楽しみ方です。
そして、ここで絶対に外せないグルメが「オリーブソフトクリーム」。バニラソフトにオリーブオイルを練り込んだ、ここでしか味わえない一品です。口に入れると、ミルクの甘さの後に、オリーブの爽やかでフルーティーな香りがふわりと広がります。意外な組み合わせに驚くかもしれませんが、後味はさっぱりとしていて、ドライブの休憩にもぴったり。青い空と海を眺めながら味わうご当地ソフトは、格別の美味しさです。
公園内の「オリーブ記念館」では、オリーブの歴史について学んだり、様々な種類のオリーブオイルをテイスティングしたりすることもできます。お土産選びも楽しい時間になるでしょう。
施設名 | 道の駅 小豆島オリーブ公園 |
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必食グルメ | オリーブソフトクリーム |
予算 | ¥400~ |
場所 | 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード(店舗による) |
一言メモ | 公園内の「オリーブ記念館」や物産館「サン・オリーブ」で購入できます。 |
PM 12:00 | ②手延べそうめん処「なかぶ庵」で生そうめんランチ
小豆島の食文化を語る上で欠かせないのが「手延べそうめん」。島の南部、安田地区はそうめん作りの中心地で、多くの製麺所が軒を連ねています。その歴史は400年以上前に遡り、小豆島の澄んだ空気と冬の厳しい寒さが、コシの強い美味しいそうめんを育んできました。
ランチには、そんな伝統の味を最高の状態で味わえる「なかぶ庵」を訪れましょう。ここでは、製麺所の直営店ならではの特別な体験が待っています。それは、出来立ての「生そうめん」を味わえること。通常、私たちが口にするそうめんは乾燥させたものですが、生そうめんは乾燥前の、まさに生まれたてのそうめんなのです。
その食感は、ツルツル、もちもち。乾麺のしっかりとしたコシとはまた違う、弾力のある歯ごたえと小麦の豊かな風味に、きっと「これが本当にそうめん?」と驚くはず。感動的な美味しさを、ぜひ体験してみてください。
また、「なかぶ庵」では、そうめんを2本の箸で引き離す「箸分け体験」(要予約)も可能。職人技の難しさと楽しさを肌で感じることができます。旅の思い出作りにもぴったりですね。
5月26日から7月4日の間は、土・日が営業日。
7月5日から11月末までは、土・日・月・祝日が営業日 ※9月1日から9月12日の間は休業
店名 | 手延べ素麺 なかぶ庵 |
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必食グルメ | 生そうめん定食 |
予算 | ¥1,000~¥2,000 |
場所 | 香川県小豆郡小豆島町安田甲1385 |
営業時間 | 食事処 10:00~14:00頃 |
定休日 | (※上記の営業日情報をご確認ください) |
支払い方法 | 現金 |
一言メモ | 人気の「箸分け体験」は事前の電話予約が必要です。 |
PM 2:00 | ③醤の郷(ひしおのもろみ)でしょうゆ蔵見学&「しょうゆスイーツ」
提供:(公社)香川県観光協会
ランチの後は、小豆島のもう一つの食文化の中心地、「醤の郷(ひしおのもろみ)」へ向かいましょう。ここは、そうめん作りの安田地区に隣接し、約400年の歴史を持つ醤油蔵や佃煮工場が密集するエリアです。車を降りると、風に乗って醤油の香ばしい香りが漂ってきて、食欲をそそります。
昔ながらの黒い板壁の醤油蔵が立ち並ぶ風景は、国の登録有形文化財にも指定されており、散策するだけでも風情たっぷり。多くの蔵では、巨大な木桶が並ぶ圧巻の「もろみ蔵」を見学させてもらえます。長年にわたって醤油を作り続けてきた蔵付き酵母の力と、職人たちの手間ひまをかけた醤油造りの現場は、一見の価値があります。
そして、蔵見学の後は、お待ちかねのスイーツタイム!このエリアでは、それぞれの蔵が趣向を凝らした醤油スイーツを販売しています。中でも定番は「しょうゆプリン」や「しょうゆソフト」。醤油の塩気がカラメルのように働き、濃厚なクリームの甘さを引き立てる、絶妙な「甘じょっぱさ」がクセになります。今回は代表して、国内外から高い評価を受ける「ヤマロク醤油」さんの情報を紹介しますが、他にも個性豊かな蔵がたくさんあるので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
店名 | ヤマロク醤油 |
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必食グルメ | 醤油ソフトクリーム、しょうゆプリン |
予算 | ¥400~ |
場所 | 香川県小豆郡小豆島町安田甲1607 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休(公式サイトで要確認) |
支払い方法 | 現金、クレジットカード |
一言メモ | 醤油蔵の見学も可能。お土産の種類も豊富で、見ているだけでも楽しいです。 |
バスで巡る場合のポイント
今回のコースを路線バスで巡る場合、いくつかのポイントを押さえておくとスムーズです。小豆島のバスを運行しているのは「小豆島オリーブバス」一社のみ。公式サイトで公開されている時刻表を、事前にスクリーンショットなどで保存しておくことを強くおすすめします。
主要な観光地へはバスが通っていますが、特に週末や観光シーズン以外は便数が限られる路線もあります。今回のコースに関連するバス停は「オリーブ公園口」「安田」などです。乗り換えが必要になる場合もあるので、路線図と時刻表を照らし合わせて、綿密な計画を立てましょう。
バス旅の強い味方になるのが「1日フリー乗車券(大人1,600円・小人800円)」です。これ一枚あれば、指定区間内を1日何度でも乗り降り自由。3〜4回以上バスに乗るなら、間違いなく元が取れます。土庄港の観光案内所などで購入できるので、バス旅を決めたらまず手に入れましょう。
まとめ
小豆島の魅力的なグルメ、満喫できそうでしょうか?
今回のモデルコースでは、オリーブ、そうめん、醤油という小豆島を代表する三大グルメを巡りました。しかし、この島の食の魅力はそれだけではありません。瀬戸内海の新鮮な魚介類、温暖な気候で育った柑橘類、そして近年評価が高まっているオリーブ牛など、まだまだ探求すべき美味しいものがたくさんあります。
豊かな自然に育まれた小豆島の食材は、どれもここでしか味わえない、作り手の想いがこもった特別なものばかりです。ぜひこのコースを参考に、そして時には道を外れて寄り道しながら、あなただけの最高のグルメ旅を楽しんでくださいね。