はじめに|ただのリフレッシュじゃない、“本気で働ける”場所を探して
こんにちは、ShimaSuki編集部です。
テレワークが当たり前となった今、働く場所に縛られない「ワーケーション」は、多くのビジネスパーソンにとって現実的な選択肢になっています。しかし、いざ実践しようとすると、Wi-Fi環境や作業スペース、生活インフラの問題で、理想と現実のギャップに直面することもしばしば。
そんな中、注目を集めているのが「離島ワーケーション」。自然に囲まれながらも、意外なほど快適な仕事環境が整った島々が日本には点在しています。本記事では「本気で仕事ができる」をキーワードに、生活と仕事のバランスを両立できる離島を3つ厳選して紹介します。
1. 小豆島(香川県)|創造性を刺激する“暮らしのある島”

■おすすめポイント
- 島内全域に高速Wi-Fiエリアあり(※一部除く)
- おしゃれなカフェやワークスペースが点在
- 地元住民との交流も生まれやすい「適度なコミュニティ感」
■なぜ本気で仕事ができるのか?
瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、温暖な気候と美しい景観、そして何より“ちょうどよい暮らし感”が魅力。フェリーでのアクセスも良好で、高松港から約1時間で到着できます。
島内には、コワーキングスペース「うみちかふらっと」があり、落ち着いて仕事がすることができます。また、ワーケーション対応型宿泊施設「ベイリゾートホテル小豆島」もWEB会議用個室などが用意されており、宿泊しながら、快適に仕事することが可能です。すべてのお部屋がオーシャンビューで、鉄分含有量が多い自家源泉のため、お仕事に疲れたら、ゆっくりと疲れた体を癒すことができます。
さらに、移住者も多く、地元の人との距離感が近いのも魅力。たとえば、地元のオリーブ農園の方とランチをしながら仕事の話をするなど、偶然の出会いが思わぬアイデアを生むこともあります。
うみちかふらっと:公式HP
ベイリゾートホテル小豆島:公式HP
■ワーケーション体験談
実際に東京のマーケティング会社で働く30代男性は、「小豆島でのワーケーションがきっかけで、副業プロジェクトをスタートできた」と語ります。日中はWeb会議をしながら通常業務をこなし、夕方はオリーブ畑を散策。仕事の集中とリラックスが両立できると好評です。
2. 屋久島(鹿児島県)|“圧倒的自然”が思考をリセットする

■おすすめポイント
- 宿泊施設に作業スペース併設の場所多数
- 実は高速ネット回線が整備されつつあるエリア
- 世界遺産に囲まれてデジタルデトックスも可能
■なぜ本気で仕事ができるのか?
「仕事に煮詰まっているなら屋久島に行け」と言われるほど、屋久島は“思考のリセット”にぴったりの島です。縄文杉や白谷雲水峡といった絶景はもちろんですが、実は通信環境も改善されており、宿泊施設によっては光回線を導入しているところも増えています。
「THE HOTEL YAKUSHIMA」や「屋久島サウスビレッジ」など、自然に囲まれながらも安定したネット環境で仕事ができるスポットが増加中。特に、森の中での“集中タイム”は都会では得がたい貴重な時間です。
THE HOTEL YAKUSHIMA公式HP
屋久島サウスビレッジ公式HP
■ワーケーション体験談
30代のWebデザイナー女性は、「屋久島に来たことで、頭の中のノイズが消えた」と語ります。午前中に仕事、午後は軽いトレッキングや温泉に浸かる生活が、創造性とメンタルヘルスの両方を回復させたとのこと。都会のスピード感から一時的に距離を置くことが、結果的に生産性向上につながるケースもあります。
3. 天草諸島(熊本県)|都市とのバランスが絶妙な“海のまち”

■おすすめポイント
- 天草市内はWi-Fiが安定しているカフェ・施設が多い
- 熊本市から車でアクセス可能(天草五橋経由)
- 海・温泉・グルメと“旅の質”も申し分なし
■なぜ本気で仕事ができるのか?
天草諸島は九州本土と橋でつながっており、離島ながら都市機能と観光地の両面を持ち合わせています。天草市を中心にWi-Fiが整備されており、カフェ「天草空港ラウンジ」や「道の駅 上天草さんぱーる」などで作業が可能。
また、「天草ワーケーションプラン」が市からも提案されており、行政による支援体制も整っているのが特徴です。天草は観光地としても有名で、仕事の合間に温泉やイルカウォッチング、地元の海鮮料理を楽しめるのもポイントです。
■ワーケーション体験談
福岡在住のIT系エンジニア(40代)は、「週末にそのままワーケーションを延長して、家族とも合流できる」と語ります。天草は離島でありながら家族連れにもやさしく、観光・仕事・暮らしのすべてを実現できる絶妙なバランスを持っています。
ワーケーション成功のために重要なチェックポイント
実際に離島でワーケーションをする際には、以下の点を事前に確認することが成功のカギとなります。
✅ 通信環境(Wi-Fi・モバイル回線)
→ 宿泊施設のネット回線の種類を確認。モバイルWi-Fiの持参もおすすめ。
✅ 作業スペース
→ コワーキングスペースの有無や、静かに作業できるカフェなどの選定。
✅ 買い物・交通など生活インフラ
→ 長期滞在の場合、食料品や日用品の入手がしやすいエリアを選ぶ。
✅ 地元の人との距離感
→ 「働くこと」と「観光者との違い」を理解している地域の方がストレスが少ない。
おわりに|本気で働くからこそ、離島を選ぼう
ワーケーションは、単なる“休暇を装った仕事”ではなく、「自分の働き方を再構築する旅」です。そしてその環境として、離島は予想以上に優秀です。
自然の中で自分を見つめ直しながら、都会と同等の仕事をこなす——そんな選択ができるのは、日本の離島ならではの特権かもしれません。
あなたも次の仕事場所に、“島”を選んでみませんか?
✅ 本記事で紹介した離島まとめ
島名 | 特徴 | アクセス | 通信環境 |
---|---|---|---|
小豆島 | 暮らし感・人との距離感 | 高松港からフェリー約1時間 | ◎ |
屋久島 | 思考リセット・自然環境 | 鹿児島空港から飛行機or高速船 | ○(施設次第) |
天草諸島 | 都市機能+観光 | 熊本市内から車で約2時間 | ◎ |