こんにちは、ShimaSuki編集部です。
家族旅行の行き先に「離島」を選ぶ家庭が増えています。海や自然に囲まれた環境は、子どもにとってかけがえのない体験の場。親にとっても日常を離れ、子どもの成長をゆったり見守る絶好の時間です。
しかし「子どもがまだ未就学児だから移動が大変そう」「小学生ならアクティブに遊べる場所がいい」など、年齢によって旅のスタイルは変わってきます。そこで今回は、未就学児と小学生、それぞれの年齢に合わせたおすすめの島を紹介し、親子が安心して楽しめる旅のヒントをまとめましたので、ぜひ、今度の旅行計画の参考にしてくださいね。
未就学児と行く島旅——「安心」「やさしさ」がポイント
1. 直行便やアクセスが良い島を選ぶ
小さな子ども連れで大切なのは、移動の負担を減らすこと。長時間のフェリーや複雑な乗り換えは避け、できるだけ直行便や短時間でアクセスできる島を選ぶのがおすすめです。
■沖縄・宮古島

宮古空港や下地島空港へは本州からの直行便があり、到着後すぐに透明度の高い海が迎えてくれます。未就学児には、浅瀬で波が穏やかな「与那覇前浜ビーチ」が安心。水遊び用のおもちゃを持っていけば、裸足で砂遊びや貝殻拾いに夢中になります。
■香川・小豆島

高松からフェリーで約1時間とアクセスがよく、船旅自体が小さな子どもにとって楽しいアトラクション。島内にはオリーブ公園やかわら投げができる観光地があり、歩き疲れたらカフェで休憩も可能。無理のないスケジュールを組みやすいのが魅力です。
2. 滞在型でのんびりできる宿泊施設
未就学児との旅は「遊ぶ時間」よりも「休む時間」を優先。子どもが急に眠くなったときでも部屋に戻りやすい、宿泊施設の利便性が重要です。
- 沖縄のリゾートホテルはキッズルームやプール付きが多く、部屋に戻ればそのまま昼寝ができる安心感があります。
- 離島の民宿では、地元の人が子育て経験をもとにサポートしてくれることも。たとえば奄美大島の一部民宿では、ベビーベッドや子ども用食器を貸し出してくれる宿もあります。
3. 小さな子どもが喜ぶ自然体験
- 磯遊び:波打ち際でカニや小魚を見つけるだけで大冒険。壱岐や五島列島など、干潮時に磯遊びができるビーチは特におすすめです。
- 島の動植物とのふれあい:小豆島のオリーブ畑や西表島の水牛車観光は、未就学児でも負担なく楽しめるプランです。
小学生と行く島旅——「冒険」「学び」がキーワード
1. 少し遠くまで足を伸ばせる年齢に
小学生になると体力がつき、旅の移動も冒険の一部になります。フェリーに乗る時間も「船に乗った!」という特別体験に。飛行機+船を乗り継ぐスタイルも、家族の思い出として大切な時間に変わります。
■鹿児島・屋久島

世界自然遺産に登録された森を舞台に、トレッキングや川遊びが体験できます。未就学児では難しい長距離コースも、小学生なら挑戦可能。白谷雲水峡の苔むす森を歩けば「もののけ姫の世界だ!」と目を輝かせる子どもも多いです。
■長崎・五島列島

教会群をめぐる文化的な体験や、透明度抜群のビーチでのシュノーケリングが魅力。海で魚を間近に見たり、釣りに挑戦したりと、小学生の「もっと知りたい!」気持ちを満たしてくれる場所です。
2. 自然の中でチャレンジ体験
- シュノーケリング:宮古島や石垣島、奄美大島では初心者向け体験ツアーがあり、小学生から参加できるプログラムも。
- カヤックやSUP:静かな入り江なら、家族で乗って探検気分が味わえます。西表島や屋久島が人気。
- 星空観察:小笠原諸島や八丈島では、街明かりの少ない環境で満天の星空を観察可能。夏休みの自由研究にもつながります。
3. 学びのある旅先
小学生の旅行では「遊び」だけでなく「学び」が加わると、より豊かな体験に。
- 小笠原諸島では、固有種の動植物や歴史を学べるガイドツアーが多数。
- 佐渡島ではトキの森公園で絶滅危惧種のトキを観察でき、自然保護について考えるきっかけに。
年齢別・おすすめのモデルプラン
■未就学児(3泊4日・宮古島モデル)
- 1日目:直行便で到着 → ホテルで休憩 → 与那覇前浜ビーチで砂遊び
- 2日目:来間大橋をドライブ → カフェでのんびりランチ → ホテルプール遊び
- 3日目:伊良部島へ → 佐和田の浜で浅瀬散歩 → 夕方は早めにホテルへ
- 4日目:午前はお土産探し → 空港へ
■小学生(4泊5日・五島列島モデル)
- 1日目:福江港または福江空港に到着 → 港町を散策
- 2日目:教会群巡り → 昼は地元グルメ「五島うどん」 → 釣り体験
- 3日目:海水浴&シュノーケリング → 星の見える丘で夜の観察会
- 4日目:サイクリングで島巡り → 地元博物館で歴史学習
- 5日目:朝市でお土産 → 帰路へ
親が気をつけたいポイント
- 医療機関の確認:未就学児の場合、発熱や怪我に備えて、島内に小児科があるか事前にチェック。
- 持ち物リスト:小学生なら水中メガネや双眼鏡を持たせると探検気分が増し、未就学児にはおやつや絵本が必需品。
- 無理のないスケジュール:どちらの年齢も「予定を詰めすぎない」ことが一番のポイントです。
まとめ——子どもの成長と一緒に楽しむ島旅
離島旅行は、子どもの年齢によって楽しみ方が大きく変わります。
- 未就学児なら「安心・やさしい自然体験」
- 小学生なら「冒険・学びのある体験」
親子での時間は限られていますが、島旅ではそのひとときが濃密な思い出に。子どもの成長に合わせて行き先を選び、家族の物語を紡いでいくことが、何よりの島旅の魅力です。ぜひ、島旅挑戦してみてください。