「次の北海道旅行は、ちょっと足を延ばして離島まで行ってみたいな」
「でも、利尻・礼文以外にも島があるの？それぞれの島で何ができるのか、よく分からない…」
そんな、新たな冒険を求めるあなたのための、完全ガイドがここにあります。手つかずの大自然、ここでしか味わえない絶品グルメ、そして本土とは全く違う、ゆったりと流れる時間。北海道の離島には、旅慣れたあなたをも魅了する、特別な魅力が満ち溢れています。
特に、空気が澄み渡り、島の幸が実る「秋」は、それぞれの島の個性が最も輝く季節。この記事では、北海道を代表する5つの離島を徹底比較し、あなたの旅のスタイルにぴったりの島を見つけるお手伝いをします。
この記事を読めば、こんなことが分かります！
もう迷わない！あなたが行くべき北海道の離島が、この一記事で見つかります。
- あなたの旅の目的は？ひと目でわかる「おすすめの島」チャート
- 個性派ぞろい！主要5島の魅力と秋の楽しみ方を徹底比較
- 利尻島・礼文島を両方楽しむ！2泊3日よくばり周遊モデルコース
- 服装は？アクセスは？離島旅のあらゆる不安を解消するQ&A
※ご注意※
この記事に掲載している料金や交通機関の時刻などの情報は、2025年10月時点のものです。訪問される前には、必ずご自身で各施設の公式サイトや交通機関の最新情報をご確認ください。
Chapter 1：あなたにぴったりの島は？目的で選ぶ北海道の離島チャート
まずは、あなたの「やりたいこと」から、行くべき島を見つけてみましょう！
🚶 可憐な高山植物と、花の絶景トレッキングを楽しみたいなら…
→ 礼文島 がおすすめです！
⛰️ 雄大な山の景色を眺め、いつかは登山にも挑戦してみたいなら…
→ 利尻島 がおすすめです！
😋 とにかく新鮮な海の幸！特にウニやアワビを心ゆくまで堪能したいなら…
→ 奥尻島 がおすすめです！
🐦 世界的な海鳥の繁殖地で、生命の営みに圧倒されたいなら…
→ 天売島 がおすすめです！
🐑 ゆったり流れる時間の中、牧歌的な風景に心から癒されたいなら…
→ 焼尻島 がおすすめです！
Chapter 2：【個性派ぞろい】北海道の5大離島 魅力と秋の楽しみ方
それでは、各島の詳細な魅力を見ていきましょう。
🌸 礼文島（れぶんとう）- 花の浮島
標高0m地帯から約300種類の高山植物が咲き誇る、奇跡の島。秋は花のシーズンは終盤ですが、草紅葉が美しく、気候が安定するためトレッキングには最高の季節です。
- 秋のおすすめ：草紅葉の中を歩く絶景トレッキング。観光客が減り、静かな自然と向き合えます。
- 必見アクティビティ：桃岩展望台コース、岬めぐりコースなどのトレッキング。
- 必食グルメ：濃厚なバフンウニ（夏が最盛期だが、名残りの味に出会えることも）、脂ののったホッケのちゃんちゃん焼き。
- アクセスと日数：稚内港からフェリーで約2時間。2泊3日～。
⛰️ 利尻島（りしりとう）- 秀峰の島
島の中心に、日本百名山「利尻山（利尻富士）」がそびえる雄大な島。秋はナナカマドなどが色づき、山麓の紅葉が美しい季節。空気が澄み、利尻山が最も美しく見える時期でもあります。
- 秋のおすすめ：紅葉に染まるオタトマリ沼や姫沼の散策。サイクリングロードから眺める冠雪し始めた利尻山。
- 必見アクティビティ：オタトマリ沼散策、白い恋人の丘、サイクリング。
- 必食グルメ：とろける甘さのウニ（夏が最盛期）、利尻昆布ラーメン。
- アクセスと日数：稚内港からフェリーで約1時間40分。札幌から飛行機も。2泊3日～。
😋 奥尻島（おくしりとう）- 美食の島
日本海の荒波が育んだ、極上の海の幸の宝庫。秋は肉厚な天然アワビが旬を迎え、食通たちがこの島を目指します。島のシンボル「なべつる岩」も必見です。
- 秋のおすすめ：旬の天然アワビを刺身やステーキで堪能。奥尻ワインの新酒を楽しむ。
- 必見アクティビティ：なべつる岩、宮津弁天宮、奥尻ワイナリー見学。
- 必食グルメ：天然アワビ、ウニ、奥尻ワイン、三平汁。
- アクセスと日数：江差港からフェリーで約2時間10分。函館から飛行機も。1泊2日～。
🐦 天売島（てうりとう）- 海鳥の楽園
ウトウやウミガラスなど、100万羽とも言われる海鳥が繁殖する、世界的な海鳥の聖地。秋は鳥の数は減りますが、渡り鳥の中継地となり、バードウォッチングが楽しめます。何より、夏の喧騒が嘘のように静かな島を独り占めできるのが魅力。
- 秋のおすすめ：静かな島でのバードウォッチング。断崖絶壁の赤岩展望台からの絶景。
- 必見アクティビティ：バードウォッチング、レンタサイクルでの島一周。
- 必食グルメ：甘エビなどの新鮮な魚介類。
- アクセスと日数：羽幌港から高速船で約1時間。日帰りも可能だが、1泊がおすすめ。
🐑 焼尻島（やぎしりとう）- 癒しの島
天売島の隣にあり、島の約3分の1が原生林に覆われた緑豊かな島。サフォーク種の羊がのんびりと草を食む牧歌的な風景が広がります。秋は、静かに自分と向き合う時間を過ごしたい人に最適です。
- 秋のおすすめ：オンコの原生林散策。めん羊牧場で羊とふれあう。
- 必見アクティビティ：原生林ウォーキング、サイクリング、めん羊牧場。
- 必食グルメ：希少なサフォーク種のラム肉（要予約）。
- アクセスと日数：羽幌港から高速船で約35分。天売島とセットで1泊2日がおすすめ。
Chapter 3：【2泊3日モデルコース】利尻島・礼文島 よくばり周遊プラン
最も人気の組み合わせである、利尻島と礼文島を効率よく巡る、2泊3日の王道モデルコースです。
【1日目：利尻島で絶景ドライブ】
- ✈️ 午前 | 稚内空港到着 → 稚内港へ移動し、フェリーで利尻島・鴛泊（おしどまり）港へ。
- 🚗 14:00 | レンタカーをピックアップ → 島の周遊ドライブへ出発！
- 🏞️ 15:00 | オタトマリ沼＆姫沼 → 利尻富士が湖面に映る、島を代表する絶景スポットを散策。
- 🏨 17:00 | 宿にチェックイン → 温泉付きのホテルで長旅の疲れを癒す。
【2日目：花の浮島・礼文島へ】
- 🚢 9:00 | 利尻島から礼文島へ → 島間フェリーで約45分、礼文島・香深（かふか）港へ。
- 🚗 10:00 | レンタカーをピックアップ
- 🌸 11:00〜15:00 | 桃岩展望台トレッキング → 初心者でも安心のコースで、秋の草紅葉と海岸線の絶景を満喫。
- 🏨 16:00 | 宿にチェックイン → 港近くのホテルや民宿へ。
【3日目：最北端の絶景と出発】
- 🚗 9:00 | 島の最北端へ → 澄海岬（すかいみさき）の驚異的な透明度の海と、スコトン岬の「最果て感」を味わう。
- 🎁 12:00 | お土産探し → 港周辺で、昆布や海産物、オリジナルグッズなどを購入。
- 🚢 13:00 | 礼文島を出発 → フェリーで稚内へ。たくさんの思い出を胸に帰路へ。
Chapter 4：旅の準備とQ&A – 北海道・離島の旅の不安を解消！
最後に、旅の計画に役立つ実践的な情報をQ&A形式でまとめました。
Q. アクセスのハブになる空港・港はどこ？
A. 【利尻・礼文へ】は、まず稚内（わっかない）を目指します。稚内空港へ飛行機で飛び、稚内港からフェリーに乗るのが王道です。
【奥尻へ】は、函館が拠点。函館空港へ飛び、そこから奥尻空港へ乗り継ぐか、江差港まで移動してフェリーに乗ります。
【天売・焼尻へ】は、札幌からバスなどで羽幌（はぼろ）へ向かい、羽幌港からフェリーに乗ります。
Q. 秋の服装は？
A. 北海道の秋を侮ってはいけません。10月には冬の気配が漂います。フリースや薄手のダウンに加え、風を通さない上着（ウィンドブレーカーなど）は必須です。特に利尻・礼文は風が強いので、しっかりとした防寒対策をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
それぞれに全く違う個性と、そこでしか出会えない感動が待っている北海道の離島たち。この記事をコンパスに、あなたの心を揺さぶる、特別な島を見つけ出してください。
次の休みは、本土の喧騒から離れて、北の果ての美しい島々へ、心洗われる旅に出かけてみませんか？
