こんにちは、ShimaSuki編集部です。
春の島には、やわらかな潮風が吹きます。
観光シーズンのピーク前。夏ほど混み合わず、空気は澄み、魚は肥え、山菜は芽吹く。
そして何より——
春は、離島の“旬”がいちばん豊かな季節なのです。
本土より少し早く季節が動き出す南の島。
冬の海で身を締めた魚。
海藻、山菜、柑橘、そして春限定の郷土料理。
今回は、島旅に特化した観光メディアとして、「一度は食べたい春の離島グルメ5選」を、実在の島・実在の名物に基づいてご紹介します。
食べるために、船に乗る。
そんな旅も、きっと素敵です。
① 香川県・小豆島
春いかなごのくぎ煮

春の小豆島を語るなら、いかなごは外せません。
いかなごは、2〜3月に瀬戸内海で水揚げされる小魚。
鮮度が命のため、漁が始まると島中が“くぎ煮シーズン”に入ります。
醤油の名産地でもある小豆島。
老舗醤油蔵の甘辛い醤油で炊き上げるくぎ煮は、まさに島の味そのもの。
・炊きたてのごはんにのせる
・おにぎりにする
・お茶漬けにする
春だけの、贅沢な食卓です。
■ ここで味わいたい
- 島内の鮮魚店や佃煮専門店
- 地元スーパーでも春限定販売あり
■ ベストシーズン
2月下旬〜3月中旬(漁期による)
小豆島はオリーブだけじゃない。
春は、“瀬戸内の小さな命”をいただく島になります。
② 東京都・神津島
春トビウオのたたき

伊豆諸島の神津島では、春になるとトビウオが入り始めます。
トビウオは夏のイメージが強いですが、春の若い個体は脂が軽く、刺身やたたきに最適。
地元では、
・包丁で叩いて
・味噌や生姜、島の青唐辛子を混ぜ
・温かいごはんと一緒に食べる
これがもう、驚くほど爽やか。
潮の香りが残る身質は、都会ではなかなか出会えません。
■ ここで味わいたい
- 島内の食堂
- 民宿の夕食
■ アクセス
竹芝桟橋から高速ジェット船で約3時間45分
春の神津島は、透明な海と静かな港町。
派手さはないけれど、素朴でまっすぐな島の味が心に残ります。
③ 長崎県・五島列島
春の五島地魚づくし定食

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春の五島は、魚の宝庫。
特に春は、
・真鯛
・ヒラマサ
・アオリイカ
など、脂がのった魚が揃います。
五島の魚は、潮の流れが速い海で育つため身が締まっているのが特徴。
島の食堂で出る地魚定食は、
刺身、煮付け、味噌汁、小鉢…と、豪華ながら価格は良心的。
港町でいただく刺身は、
“透明感”という言葉がぴったり。
■ ここで味わいたい
- 福江島の港近く食堂
- 地元市場併設の食事処
五島の春は、教会巡りもいいですが、
ぜひ“港の食堂”にも立ち寄ってください。
④ 沖縄県・竹富島
春の島野菜そば

沖縄は本土より一足早く春が訪れます。
竹富島では、
島で採れた青菜や春野菜をのせた沖縄そばが人気。
・フーチバー(よもぎ)
・島らっきょう
・季節の青菜
優しい出汁に、ほろ苦い春の香り。
観光地として有名な竹富島ですが、
春は比較的静かで、風も穏やか。
赤瓦の集落を歩いたあとに食べる一杯は、
体と心を整えてくれます。
⑤ 鹿児島県・屋久島
春のたんかんスイーツ

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屋久島の春は、柑橘の季節。
特に2〜3月に旬を迎える「たんかん」は、
濃厚な甘さと爽やかな酸味が特徴。
島内カフェでは、
・たんかんタルト
・たんかんジュース
・たんかんジェラート
など春限定メニューが登場します。
縄文杉トレッキングの後に飲む、
搾りたてたんかんジュースは格別。
森と海に囲まれた屋久島で味わう柑橘は、
まるで自然のエネルギーそのもの。
春の離島グルメ旅を成功させるポイント
① 旬は短い
春の漁期や収穫期は短いです。
訪問前に営業情報を確認しましょう。
② 港近くを狙う
鮮度重視なら港周辺の食堂がおすすめ。
③ 民宿泊がおすすめ
夕食付きプランは、旬食材に出会える確率が高い。
まとめ
春の離島は、
桜を見る旅ではなく、旬を味わう旅。
・瀬戸内のいかなご
・伊豆諸島のトビウオ
・五島の地魚
・竹富の島野菜
・屋久島のたんかん
どれも、その島でしか味わえない春のごちそうです。
海を渡る理由がある。
それが、島の食。
今年の春は、
“食べるために旅をする”離島へ出かけてみませんか?

