本記事の情報は2026年2月現在のものです。積善山の桜の見頃は例年3月下旬〜4月上旬ですが、2026年は全国的に開花が早まる傾向にあります。まつり期間中のマイカー規制や臨時シャトルバスの運行時間は、上島町公式ホームページにて最新状況を必ずご確認ください。
愛媛県・上島町に属する岩城島(いわぎじま)は、信号機が一つもない、穏やかな時間が流れる離島です。この島のシンボル「積善山」には、ふもとから山頂にかけて約3,000本の桜が植えられており、春になると登山道沿いにピンク色の帯が浮かび上がります。
その様子は、まるで天女が山に羽衣をかけたような美しさ。今回は、2026年の『いわぎ桜まつり』を楽しむためのポイントや、島の名産「レモンポーク」を味わえるグルメ情報をご紹介します。

📍 積善山・桜旅のしおり
- ⭐ 絶景の真骨頂:山頂展望台から見下ろす「天女の羽衣」
- ⭐ 2026年まつり情報:いわぎ桜まつりの開催概要と楽しみ方
- ⭐ 島の絶品グルメ:レモンポーク丼とレモンケーキを堪能
- ⭐ 観光スポット:青いレモンの島を巡る「ゆめしま海道」散策
- ⭐ アクセス・注意点:船の乗り換えとマイカー規制について
1. 圧巻のスケール!積善山「三千本桜」の魅力
標高370mの積善山は、島全体がピンクに染まる春、まさに「桜の要塞」と化します。

☑️ 登山道を彩る桜のトンネル
ふもとから山頂へと続く道路沿いには、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなど数種類が植えられています。車やシャトルバスで登ることも可能ですが、時間に余裕があればぜひ徒歩で(約1時間〜1時間半)。見上げれば桜の屋根、振り返れば瀬戸内の青い海という、贅沢なハイキングが楽しめます。
☑️ 山頂展望台からのパノラマビュー
一番のハイライトは、山頂にある展望台です。ここから見下ろすと、自分が通ってきた登山道がピンクの筋となって山肌を這い、その先にはしまなみ海道の島々と、行き交う船がミニチュアのように広がります。360度、どこを見ても絶景。特に晴れた日の午前中は、海の色が最も鮮やかに見え、桜とのコントラストが際立ちます。
2. 2026年『いわぎ桜まつり』詳細
例年、開花に合わせて開催される「いわぎ桜まつり」。2026年は、メインイベント日を中心に多くの人で賑わいます。
- 開催予定期間: 2026年3月28日〜4月8日
- 夜桜ライトアップ: 日没後〜21:00頃まで。昼間とは一転、闇夜に浮かび上がるピンクの羽衣は非常に幻想的です。
- イベント: 港周辺や山頂広場では、地域の特産品販売や、レモンを使ったドリンクの提供が行われます。 4/5(日)10:00~13:40にメインイベントを開催予定。
- アクセス:🚗お車でお越しの方/生口島洲江港から約5分で小漕港へ。小漕港から長江港まで約3分。
🚌公共交通機関でお越しの方/
(積善山展望台)長江港から徒歩約2時間、(いわぎ桜公園)長江港から徒歩約20分
※桜の開花状況により開催期間が前後する場合あり。
【重要:マイカー規制について】
まつりのピーク期間中、積善山への登山道は一般車両の通行が規制されます。ふもとの指定駐車場に車を停め、臨時シャトルバスを利用するのがスムーズです。
3. 岩城島に来たら外せない!「島グルメ」

☑️ 島の名産「レモンポーク」
岩城島はレモンの産地。そのレモンの搾りかすを食べて育った「レモンポーク」は、脂身が甘く、さっぱりとした後味が特徴です。
島内の「よし正」などで提供されるレモンポーク丼や、ジューシーなカツは絶品。桜鑑賞後の空腹を満たしてくれる最高の「島ごはん」です。
☑️岩城島レモンケーキ
お土産の定番は、なんといってもレモンケーキ。ふんわりとした生地にレモンの香りが凝縮されたスイーツは、どこか懐かしい味わい。港の売店や地域の直売所で購入可能です。
4. 周辺観光と「ゆめしま海道」アイランドホッピング
岩城島は、隣接する生名島(いきなじま)、佐島(さじま)、弓削島(ゆげじま)とともに「ゆめしま海道」を形成しています。これらはすべて橋でつながっており、岩城島だけではもったいない魅力が詰まっています。

☑️祥雲寺(しょううんじ)の観音様
岩城港の近くにある祥雲寺は、15世紀末に創建された歴史ある寺院です。ここの観音堂は国の重要文化財に指定されており、静かな境内は心を落ち着かせてくれます。桜巡りの合間に、島の歴史に触れるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
☑️ゆめしま海道サイクリング
2022年に岩城橋が開通したことで、ゆめしま海道は全線がつながりました。信号のない快適な道、すぐそばに迫る海、そして点在するおしゃれな古民家カフェ。
特に佐島にある「Uターンブルー」や、弓削島の「しあわせのパン」など、サイクリストや女子旅に人気のスポットを巡るのがおすすめです。岩城島の桜を拠点に、周辺の島々をホッピングする1泊2日の旅が理想的です。
【おすすめルート】
- 車・自転車: 因島の「土生(はぶ)港」からフェリーで約15分、「岩城港」へ。
- ゆめしま海道ルート: 生名島・佐島・弓削島を橋で巡り、生名島の「立石港」からフェリーで岩城島へ渡るルートも人気です。
🌸 春を巡る!離島の関連記事
【あとがき】
積善山の山頂展望台に座って、桜越しに静かな瀬戸内海を眺めていると、「日本に生まれてよかった」と思える絶景が広がっています。2月・3月の冷たさが残る風が、少しずつ春の温もりに変わる瞬間を、この島ほど贅沢に感じられる場所はありません。2026年の春、あなただけの「羽衣」を探しに、岩城島へ渡ってみませんか?

