日本には「猫が住民より多い」と言われる島々が点在しています。海外の愛猫家の間でカルト的人気を誇るこれら「猫の島」は、CNNの「世界6大猫スポット」にも選出されるなど、インバウンドからも熱い注目を集めています。本記事では、宮城・福岡・香川の3エリアからアクセスできる、日本の猫の島トップ3への行き方と、2026年2月時点の最新情報をお届けします。
本記事の内容は2026年2月現在の情報に基づいています。各島への渡船スケジュール等は変更される場合があります。お出かけの際は、事前に公式サイト等で最新の情報を必ずご確認ください。


「3つの島は宮城・福岡・香川とバラけてるから、それぞれ別の旅になるね。重要なのは、島によって『餌やりOK』と『餌やりNG』があること。猫の健康管理のため、田代島では勝手な餌やりが禁止されてるんだ。2026年2月最新の行き方とマナーをまとめるよ!」
この記事でわかること
- ✅ なぜ世界が日本の猫の島に注目しているのか
- ✅ 田代島・相島・男木島へのフェリー乗り場・時刻表・料金
- ✅ 各島の歴史と猫が暮らすようになった背景
- ✅ 猫との触れ合いマナー(餌やりルールは島ごとに異なる)
- ✅ 【2026年版】各島の日帰りモデルコース
Chapter 1:なぜ今、世界が日本の猫の島に注目しているのか?
日本の「猫の島」は、海外の愛猫家やSNSインフルエンサーから「Cat Island」として絶大な人気を誇っています。福岡県の相島は、CNNが選ぶ「世界6大猫スポット」の一つに選出。宮城県の田代島は、猫を祀る「猫神社」があることで知られ、世界中の猫好きが「聖地」として訪れます。
これらの島々では、漁業の副産物として猫が大切にされてきた歴史があります。ネズミ除けとして船や倉庫を守る存在だった猫たちが、漁師さんたちに可愛がられ、今では島の顔として観光客を迎えています。ただし、観光客の増加に伴い、「勝手な餌やり禁止」など、猫の健康を守るためのルールが設けられている島もあります。責任ある観光が、猫の島を未来に残す鍵です。
Chapter 2:不便さを楽しむ「冒険」のロジスティクス

3つの猫の島は、東北・九州・四国と日本全国に分散しています。それぞれフェリーの便数やアクセスのしやすさが異なるため、事前の情報収集が欠かせません。
| 島名 | 発着港 | 所要時間 | 片道料金(大人) | 1日の便数 |
|---|---|---|---|---|
| 田代島 | 石巻中央発着所(宮城県) | 約40〜60分 | 1,250円 | 約3便 |
| 相島 | 新宮漁港(福岡県新宮町) | 約20分 | 480円 | 時期により変動 |
| 男木島 | 高松港(香川県) | 約40分(女木島経由) | 510円 | 約6往復 |
1. 田代島(宮城県・石巻)への行き方
JR石巻駅から徒歩約15分の「石巻中央発着所」、またはバスで約15分の「門脇発着所」から、網地島ラインのフェリーに乗船。石巻発は1日3便程度(9:00、12:30、15:30発が目安)。下船港は大泊港と仁斗田港の2つがあり、猫が多いのは仁斗田港です。支払いは現金のみ。島は坂が多く、観光スポットまで往復40分かかるため、滞在時間に余裕を持って計画を。天候により運休する場合があるため、出発前に網地島ライン公式サイトで確認を。
2. 相島(福岡県新宮町)への行き方
新宮漁港から町営渡船で約20分。JR福工大前駅からコミュニティバス「相らんど線」で新宮漁港へ(約10分、100円)。西鉄新宮駅から徒歩約20分でもアクセス可能。フェリーの時刻表は3月〜10月と11月〜2月で異なるため、新宮町公式サイトで事前確認が必須。土日祝は混雑で乗船できない場合があり、住民・漁村留学生が優先されることも。波が高い日は欠航の可能性あり。
3. 男木島(香川県・高松)への行き方
高松港の県営桟橋③のりばから、雌雄島海運の「めおん号」で女木島経由約40分。1日6往復と便数が多く、3島の中で最もアクセスが良いのが特徴。高松駅から徒歩約7分で港に到着。男木島は瀬戸内国際芸術祭の会場でもあり、猫とアートを同時に楽しめる稀有な島です。2025年は芸術祭開催年でしたが、2026年2月時点では会期外。常設のアート作品や島の風景、猫との触れ合いをゆったり楽しめます。
💡 旅のヒント:2026年2月の猫の島訪問
2月は相島のフェリーが冬季ダイヤになっている可能性が高いため、時刻表の確認は必須。田代島は冬季も運航していますが、海が荒れる日は欠航することも。男木島は瀬戸内海で比較的穏やかですが、防寒対策は忘れずに。いずれの島も、最新の運航情報は運航会社・自治体の公式サイトで必ず確認してください。
Chapter 3:歴史と文化のナラティブ——猫が島に根づいた理由
日本の猫の島では、猫と人間の共生に深い歴史があります。田代島では、江戸時代から続く養蚕業や漁業において、ネズミ除けとして猫が大切にされてきました。島内には猫を供養する「猫神社」があり、猫への感謝の気持ちが今も受け継がれています。
相島には、国指定史跡の「相島積石塚群」があり、古代から人が暮らしてきた歴史があります。漁村として猫がネズミ除けに重宝され、人慣れした猫が多いことで知られます。男木島は、坂道と石段が続く集落に猫が暮らし、瀬戸内国際芸術祭のアート作品と猫が共存する独特の景観を形成。3島それぞれに、猫と人が共に生きてきた物語があるのです。
Chapter 4:猫との触れ合いマナー——島ごとに異なるルール
猫の島を訪れる際、最も重要なのが餌やりのルールです。島によって方針が異なるため、必ず事前に最新情報を確認し、守りましょう。
| 島名 | 餌やり | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 田代島 | 禁止 | 島民・ボランティアが健康チェック兼ねて給餌。猫じゃらし・マタタビもNG |
| 相島 | 要確認 | 島の案内に従う。ゴミ持ち帰り、静かに撮影 |
| 男木島 | 要確認 | 島の案内に従う。アート作品との共存を尊重 |
共通マナー:ゴミは必ず持ち帰る(島内にゴミ箱はない場合が多い)、フラッシュ撮影を控える、民家への無断侵入禁止、猫に無理に触らない、道路上での座り込みや長時間の撮影は避ける。これらのルールは、島民の負担を減らし、猫の健康を守るために設けられています。欧米の動物愛護意識の高い旅行者からも、責任ある観光として評価されています。
Chapter 5:2026年版・各島の日帰りモデルコース
田代島(石巻発)モデルコース
8:30 石巻駅着→9:00 中央発着所発フェリー→9:40 仁斗田港着→猫との触れ合い・猫神社参拝・島内散策→12:30 発フェリーで石巻へ→13:10 石巻着。午後の便を利用する場合は15:30発で帰路。

相島(福岡発)モデルコース
博多駅→JR福工大前駅(約15分)→コミュニティバスで新宮漁港へ→フェリーで相島へ(約20分)→猫との触れ合い・積石塚群見学→帰路。冬季はフェリー本数が少ないため、時刻表に合わせた計画を。

男木島(高松発)モデルコース
8:00 高松発→8:40 男木島着→猫との触れ合い・アート作品鑑賞・坂道の集落散策→15:00 発フェリーで高松へ→15:40 高松着。便数が多いため、ゆったりとしたスケジュールが組めます。

🌊 2026年2月時点の注意点
フェリーの時刻表・料金・運航状況は変更される場合があります。田代島は網地島ライン、相島は新宮町、男木島は雌雄島海運の公式サイトで最新情報を必ず確認してください。天候不良時の欠航や、相島の住民優先乗船など、当日の状況により予定が変わる可能性があります。
結論:あなたの「猫の島」はどこ?
田代島は猫神社がある聖地、相島はCNN認定の世界6大猫スポット、男木島はアートと猫の融合——3つの島はそれぞれ個性が異なります。共通しているのは、猫と人が共に暮らしてきた歴史と、訪れる者が守るべきマナーがあること。
餌やりのルールを守り、静かに猫たちの姿を楽しむ。その姿勢が、猫の島を未来に残すことにつながります。2026年の今、あなたの「猫の島」デビューを、責任ある旅でスタートさせてみませんか。

