東京にいながら「島旅」ができる——そんな贅沢が、竹芝桟橋から出るジェット船で叶います。東京都心からわずか2〜4時間、伊豆諸島の北部5島は日帰りで十分楽しめる距離。欧米の旅行者からも「Tokyo’s Hidden Islands」として注目を集めるこれらの島々へ、2026年3月時点の最新アクセス情報とともにご案内します。
この記事でわかること
- ✅ なぜ東京の離島が人気なのか?
- ✅ 竹芝発ジェット船の5島への所要時間・運賃・便数比較
- ✅ 各島の歴史と「島ならでは」の体験(火山、温泉、サーフィン)
- ✅ 【2026年3月版】日帰りモデルコースと時刻表の読み方
- ✅ 天候による欠航・運航状況の確認方法
Chapter 1:伊豆諸島のアクセシビリティと多様な魅力
東京の行政区分に属する伊豆諸島は、首都から船で数時間というアクセスの良さと、火山、温泉、白い砂浜、サーフィン文化など多様な魅力を併せ持つ稀有な存在です。
東京観光の合間に、あるいは週末の小旅行として、気軽に「島時間」を体験できるのが最大の魅力です。
特にジェット船の就航により、大島まで約1時間45分、最も遠い神津島でも約4時間強で到達可能に。日帰りで「非日常」を味わえる手軽さが、忙しい現代人や短期滞在の訪日外国人に刺さっています。大型客船(夜行便)に比べて時間を有効に使えるため、土日だけの島デビューにも最適。2026年3月現在、東海汽船が運航するジェット船は、天候が許す限り毎日複数便が設定されており、計画的な島旅が可能です。

Chapter 2:不便さを楽しむ「冒険」のロジスティクス
竹芝客船ターミナルは、JR浜松町駅・ゆりかもめ竹芝駅から徒歩約7分。都心からのアクセスは抜群です。乗船券は東海汽船のネット予約で事前予約が可能です。
公式サイトはこちら👉東海汽船 運航スケジュール・時刻表
事前購入が可能。窓口での当日購入もできますが、繁忙期や人気便は売り切れることがあるため、特に週末や連休は早めの予約がおすすめです。乗船券の受取はターミナル内の券売機または窓口で。出発の30分前までに乗船手続きを済ませましょう。
| 島名 | 竹芝からの所要時間 | 片道運賃(大人目安) | 日帰り適性 |
|---|---|---|---|
| 大島 | 約1時間45分 | 約11,600円 | ◎ 最易・便数最多 |
| 利島 | 約2時間55分 | 約13,100円 | ○ 小さい島・椿の島 |
| 新島 | 約3時間25分 | 約14,900円 | ○ サーフィン・モヤイ像 |
| 式根島 | 約3時間45分 | 約14,900円 | ○ 地鉈温泉・野湯 |
| 神津島 | 約4時間15分 | 約15,900円 | △ 到着正午頃・滞在短め |
※運賃は燃料油価格変動調整金を含む目安。最新情報は東海汽船公式サイトで確認してください。
2026年3月の時刻表のポイント
東海汽船の東京〜神津島航路では、8:10竹芝発のジェット船が大島→利島→新島→式根島→神津島を経由。逆に神津島13:35発の便が各島を経由して東京17:35着となります。大島のみ行く場合は8:50発・13:30発など複数便があり、10:30着の便なら午前中から観光開始可能。大島発の帰路は10:45、15:10、15:30発などがあり、日帰りに最適な組み合わせが選べます。
💡 旅のヒント:運航状況の確認は必須
ジェット船の運航は当日6:00頃に決定されます。波が高い日は欠航や経路変更になることがあるため、出発前に「東京宝島うみそら便」サイト(東京都公式)または東海汽船の運航状況ページで必ず確認を。
うみそら便の最新情報はこちらから👉東京宝島(伊豆諸島・小笠原諸島)アクセスマップ
Chapter 3:歴史と文化のナラティブ——5島それぞれの物語
・大島は伊豆諸島最大の島で、人口約8,000人。活火山・三原山の「裏砂漠」は日本で唯一「砂漠」と表記される月面のような景観で、ハイキングコースが整備されています。椿油の産地としても知られ、2〜3月の椿まつりは島の風物詩。元町港周辺にはレンタサイクルやレンタカーがあり、島内移動もスムーズです。
・利島は周囲約8km、人口約300人の小さな島。椿の栽培が盛んで、島全体が花に包まれる2〜4月は特に美しい。コンパクトな島なので、日帰りでも一周散策が可能。のんびりとした島時間を味わいたい人向けです。
・新島は白い砂浜とサーフィン文化で人気。羽伏浦海岸は波が高く、サーファーの聖地として知られます。島特産のコーガ石(抗火石)で作られたモヤイ像が各所に点在し、独特のアート感覚が漂うフォトスポットとしてSNSでも人気。新島と式根島は連絡船で約10分で行き来できます。
・式根島は新島の南に位置し、地鉈温泉をはじめとする野湯が有名。釜尻温泉、カラマ温泉など、リアス式海岸に囲まれた露天風呂が複数あり、欧米の「オープンエア・スパ」愛好家にも人気。日帰りでは地鉈温泉へのアクセス時間を考慮し、効率的なルート選びが鍵です。
・神津島は透明度の高い海と白い砂浜が魅力。天上山(標高572m)からの展望は絶景で、天候が良ければ富士山も望めます。島の伝説に彩られたスポットが点在し、ダイビングやシュノーケリングも盛ん。日帰りだと到着が正午頃になるため、港周辺や近場のビーチを中心に楽しむプランが現実的です。
Chapter 4:2026年版・日帰りモデルコース
大島日帰りモデル(最も余裕あり)
8:10 竹芝発→10:30 大島岡田港着→三原山・元町港エリア観光(レンタサイクルまたはバス)→15:10 大島発→17:25 竹芝着。約5時間の滞在で、火山景観と椿の島を満喫できます。東海汽船では往復ジェット船+島内観光バスがセットになった日帰りツアーも催行されており、初めての大島訪問には便利です。
新島・式根島日帰りモデル(サーフィン・温泉)
8:10 竹芝発→11:35 新島着→羽伏浦海岸・モヤイ像エリア散策→14:20 新島発(神津島行き便で東京経由)→17:35 竹芝着。約2時間45分の滞在で、白い砂浜とモヤイ像のフォトスポットを巡れます。式根島を選ぶ場合は11:55着→14:05発で約2時間滞在。地鉈温泉は港から徒歩約20分。足が不自由でなければ、到着後すぐに向かえば入浴時間を確保できます。
利島日帰りモデル(静けさを求める人向け)
8:10 竹芝発→11:09 利島着→14:45 利島発→17:35 竹芝着。滞在約3時間半。小さな島なので、椿の里を歩き、島の食堂で昼食を取る余裕があります。春の花のシーズンは特に人気です。
神津島日帰りモデル(チャレンジ)
8:10 竹芝発→12:25 神津島着→13:35 神津島発→17:35 竹芝着。滞在は約1時間10分と短いため、港周辺の散策や昼食が中心。白い砂浜の多幸湾は港から徒歩圏内。ゆったり楽しむなら1泊がおすすめです。
日帰り島旅の持ち物リスト
- 乗船券(ネット予約の場合は予約番号またはQRコード)
- 飲み物・軽食(船内や島の売店は限られる場合あり)
- 歩きやすい靴・帽子・日焼け止め
- 防寒着(3月は寒暖差に注意)
- 酔い止め(船酔いしやすい人は事前服用を)
| 島 | 往路(竹芝発) | 復路(東京着) | 滞在時間目安 |
|---|---|---|---|
| 大島 | 8:10発→10:30着 | 15:10発→17:25着 | 約4時間40分 |
| 新島 | 8:10発→11:35着 | 14:20発→17:35着 | 約2時間45分 |
| 式根島 | 8:10発→11:55着 | 14:05発→17:35着 | 約2時間10分 |
※2026年2月7日〜3月22日のダイヤに基づく。運航日は便により異なるため、東海汽船公式サイトで最新情報を確認してください。
竹芝以外のアクセス:熱海・伊東・下田発着
大島へは熱海・伊東からもジェット船が就航しており、関東各地からのアクセスが可能。新島・式根島・神津島へは、下田港から神新汽船「フェリーあぜりあ」が火・金・日曜に運航(所要時間は下田〜神津島で約2時間20分)。伊豆半島に宿泊する場合は、下田発着を組み合わせた島巡りも検討の余地があります。
結論:あなたの「島デビュー」はどの島から?
東京から日帰りできる離島5選——大島、利島、新島、式根島、神津島。それぞれに個性があり、初めての島旅なら大島が最もハードルが低く、滞在時間もたっぷり。サーフィンや温泉、秘境感を求めるなら新島・式根島。小さな島の静けさを味わうなら利島。神津島は日帰りだと駆け足になりますが、白い砂浜と透明度の高い海を「味見」するには十分です。
竹芝桟橋から船に乗れば、そこはもう「東京」ではありません。波の音を聞き、島の空気を吸う——たった数時間の船旅が、日常をリセットする最高の非日常体験になります。2026年の週末、あなたの島デビューを、竹芝発のジェット船から始めてみませんか。

