こんにちは、ShimaSuki編集部です。
誰かと一緒に行く旅も楽しい。
でも、ときどき「ひとりでどこかへ行きたい」と思うことがありませんか。
誰かに予定を合わせる必要もなく、食べたいものを食べて、立ち止まりたい場所で立ち止まる。
何もしない時間があってもいい。
そんな旅をしたいとき、離島はとても相性のいい場所です。
特に秋は、夏とは少し違う島の表情に出会える季節。
海水浴客でにぎわう真夏を過ぎ、海沿いを歩いたり、山や集落を巡ったり、夕日を眺めたりする「静かな島旅」が似合うようになります。
今回は、2026年の秋にひとりで訪れたい日本の離島を5つ選びました。
アクセスだけでなく、
・車なしでも楽しめる?
・レンタカーは必要?
・何泊がおすすめ?
・ひとりならどう過ごしたい?
・秋に行く理由は?
という、実際に旅行を決めるときに気になるポイントまで紹介します。
1.五島列島・福江島|海と教会を巡りながら、自分のペースを取り戻す

秋のひとり旅に福江島を選びたい理由
長崎県の五島列島で最大の島、福江島。
透き通った海、草原、教会、灯台、昔ながらの集落。
観光スポットを次々と巡るというより、景色のいい場所で少し長く過ごしたくなる島です。
福江島の魅力は「何かをしなければ」という気持ちから離れやすいこと。
鬼岳の草原を歩いたり、大瀬埼灯台へ向かったり、海を見ながら車を走らせたり。
福江市街には福江城跡や武家屋敷通りなどがあり、市街地だけなら徒歩で散策することもできます。
一方、大瀬埼灯台など島の絶景まで見に行くならレンタカーが便利です。
福江島へのアクセス
長崎空港から五島つばき空港までは飛行機で約30分、福岡空港からは約40分。
船なら長崎港から福江港までジェットフォイルで約1時間25~45分です。
「離島だから行くのが大変そう」と感じるかもしれませんが、飛行機を使えば意外とアクセスしやすい島です。
ひとり旅ならレンタカーがおすすめ
福江島には路線バスやタクシー、レンタサイクルなどもあります。
ただし、ひとり旅で「今日はここに長くいたい」という自由を優先するなら、レンタカーがおすすめです。
大瀬埼灯台、魚津ヶ崎公園、鬼岳などを組み合わせると移動距離も長くなります。
おすすめは2泊3日
1泊2日でも旅行はできますが、福江島らしいゆっくりした時間を味わうなら2泊3日がおすすめ。
1日目は福江市街。
2日目はレンタカーで島を巡る。
3日目は朝をゆっくり過ごして帰る。
予定を詰め込みすぎないくらいが、ひとり旅にはちょうどいいでしょう。
こんな人におすすめ
「最近ずっと予定に追われている」
「海を見ながら何も考えない時間がほしい」
「ドライブが好き」
そんな人に選んでほしい島です。
→関連記事:五島列島・福江島完全ガイド
2.佐渡島|海と田園風景の中を、ひとりで走る

大きな島だからこそ「ひとりの時間」をつくりやすい
新潟県の佐渡島は、想像以上に大きな島です。
そして、その大きさこそがひとり旅では魅力になります。
海沿いの道。
田園風景。
昔ながらの集落。
歴史を感じる建物。
移動している時間そのものが旅になります。
佐渡には鉄道がありません。島内には路線バスがありますが、観光スポットが広い範囲に点在しているため、自由に巡りたい場合はレンタカーが便利です。
佐渡へのアクセス
本土からの代表的なルートは新潟港~両津港。
ジェットフォイルなら約67分、カーフェリーなら約2時間30分です。
船に乗った瞬間から「島へ行く旅」が始まるのも佐渡の魅力です。
2026年秋は「1人参加できる観光乗合タクシー」も
車を運転したくないひとり旅にも選択肢があります。
新潟交通佐渡では、2026年7月18日~11月30日に、1名から予約できる観光乗合タクシーを案内しています。
ただし満車などで予約できない場合もあるため、利用するなら事前確認がおすすめです。
おすすめは2泊3日以上
佐渡を1泊2日で全部見ようとすると、移動だけで忙しくなってしまいます。
ひとり旅なら2泊3日以上がおすすめ。
「今回は北側を中心にする」
「宿根木と小木周辺をゆっくり見る」
など、エリアを絞るのもよい方法です。
またレンタカーを利用する場合、公式観光サイトでは沿岸部にガソリンスタンドが少ないため、早めの給油をすすめています。
こうした情報も、島旅では覚えておきたいポイントです。
こんな人におすすめ
「ひとりで長距離ドライブをしたい」
「海だけでなく歴史や集落も見たい」
「観光地を巡るだけではない旅がしたい」
という人に向いています。
→関連記事:佐渡島完全ガイド
3.伊豆大島|東京から「少しだけ日常を離れる」

遠くへ行かなくても島旅はできる
「ひとり旅をしてみたい。でも、遠い離島へひとりで行くのは少し不安」
そんな人に候補にしてほしいのが伊豆大島です。
伊豆大島には、三原山を中心とする火山の風景があります。
海だけではなく、大地そのものを感じながら歩けることが大きな特徴です。
ひとりで歩いていると、都会では意識することのない風の音や足元の地面に自然と意識が向きます。
車なしでも計画できる
伊豆大島には路線バスがあり、主要スポットを巡る交通手段として利用できます。
さらに観光バス、タクシー、レンタカー、レンタバイク、レンタサイクルもあります。
そのため、
「ひとり旅でレンタカーを借りるのは少し不安」
という人でも旅程を組みやすい島です。
ただし、路線バスで旅行する場合は先に時刻表を確認し、行きたい場所を絞っておくのがおすすめです。
おすすめは1泊2日~2泊3日
初めてのひとり島旅なら1泊2日でも十分楽しめます。
三原山を歩く日をつくるなら、時間に余裕を持った2泊3日もおすすめ。
「何泊もするひとり旅はまだ不安」という人の最初の一歩にも向いています。
こんな人におすすめ
「初めてひとりで離島へ行く」
「自然の中を歩きたい」
「長い休みを取らずに気分転換したい」
という人におすすめです。
→関連記事:伊豆大島完全ガイド
4.小豆島|オリーブと海を眺める、瀬戸内のスローなひとり旅

「何もしない時間」を予定に入れたい島
瀬戸内海に浮かぶ小豆島。
オリーブ、海、山、集落。
場所によって景色が大きく変わり、ドライブでもバス旅でも楽しめます。
ひとり旅なら、予定をぎっしり詰め込むより、
午前中にひとつ観光する。
昼はゆっくり食事をする。
午後は海を眺める。
そんな過ごし方が似合います。
高松から約60分
高松港から土庄港・池田港方面へはフェリーで約60分。
高松~土庄間には約35分の高速船もあります。
本州側からも新岡山港、姫路港など複数の航路があり、自分の出発地に合わせてルートを選べるのが特徴です。
車なしひとり旅もしやすい
小豆島には路線バス「小豆島オリーブバス」があります。
さらに土庄港発着で島内の主要観光地を巡る「島めぐり観光バス」も毎日運行。
2026年9月時点で案内されているコースでは、10時15分に土庄港を出発し、寒霞渓、二十四の瞳映画村、オリーブ公園などを巡り、16時15分に戻ります。
初めての小豆島で運転をしたくない人にとって便利な選択肢です。
10月後半なら寒霞渓も旅程に
寒霞渓ロープウェイは、10月21日~11月30日の期間、8時~17時で案内されています。
秋の小豆島を訪れるなら、海だけでなく山の景色も旅程に入れてみたいところです。
ただし紅葉の進み方はその年の気温によって変わるため、紅葉目的なら出発前に色づき状況を確認してください。
おすすめは2泊3日
小豆島は1泊2日でも旅行できますが、「静かなひとり旅」が目的なら2泊3日がおすすめ。
夕方や朝の島を味わえるのは宿泊旅行ならではです。
こんな人におすすめ
「車を運転しないひとり旅がしたい」
「カフェや景色をゆっくり楽しみたい」
「海も山も見たい」
という人に向いています。
→関連記事:小豆島完全ガイド
5.隠岐諸島|「島時間」に自分を預ける旅

あえて簡単ではない島へ行く
最後に紹介したいのは島根県の隠岐諸島です。
隠岐には4つの有人島があります。
島後と呼ばれる大きな島と、西ノ島・中ノ島・知夫里島からなる島前。
本土から少し距離があり、船の時間を確認しながら旅程を組む必要があります。
だからこそ、
「目的地へ効率よく行く旅行」
ではなく、
島の時間に自分の予定を合わせる旅
になります。
秋は隠岐を歩くのに面白い季節
隠岐観光の公式サイトでは、秋をアウトドアや島歩きを楽しめる季節として紹介しています。
隠岐の10月の平均気温は16.5℃と案内されており、晩秋に近づくほど冷え込みます。
風も強くなりやすいため、防風性のあるアウターを持っていきましょう。
10月14日には中ノ島・海士町で隠岐神社の秋季例祭が行われると案内されています。
島の自然だけでなく、土地の文化に触れたい人にも面白い時期です。
大阪・出雲から飛行機という選択肢も
隠岐諸島には隠岐世界ジオパーク空港があり、大阪・伊丹空港と出雲空港から航空便があります。
本土から船で渡る場合は七類港や境港が玄関口。
島後の西郷港へは七類港からフェリーで約2時間25分の便などがあります。
船や高速船のダイヤは季節によって変わるため、旅行日が決まったら必ず最新ダイヤを確認してください。
車なしなら西ノ島も面白い
隠岐は「レンタカーがないと無理」と思われがちですが、島によってはバスと徒歩で楽しめるコースがあります。
西ノ島では4~10月に、別府港からバスで国賀海岸へ向かい、摩天崖などを歩く1日モデルコースが公式に紹介されています。
ただしバスの本数は都市部のように多くありません。
その不便さも含めて楽しめる人に向いている島です。
おすすめは3泊4日以上
隠岐まで来て1泊だけで帰るのは少しもったいないところ。
島後だけなら2泊3日でも計画できますが、島前まで巡るなら3泊4日以上がおすすめです。
4つの有人島をじっくり巡る公式モデルコースでは4泊5日も提案されています。
こんな人におすすめ
「観光地を効率よく回る旅に少し疲れた」
「スマートフォンを見る時間を減らしたい」
「自然の中をひとりで歩きたい」
「少しくらい不便な方が旅らしい」
という人におすすめです。
秋のひとり島旅|5島を比較すると?
| 島 | おすすめ泊数 | 車 | ひとり旅の特徴 |
|---|---|---|---|
| 五島列島・福江島 | 2泊3日 | あると便利 | 海・灯台・教会・ドライブ |
| 佐渡島 | 2泊3日~ | おすすめ | 海・集落・歴史・ロングドライブ |
| 伊豆大島 | 1泊2日~ | なくても可能 | 火山・散策・初めてのひとり島旅 |
| 小豆島 | 2泊3日 | なくても可能 | 瀬戸内・オリーブ・海・山 |
| 隠岐諸島 | 3泊4日~ | 島・旅程次第 | 圧倒的な自然・島時間・島めぐり |
ひとりで離島へ行く前に知っておきたいこと
最終便は必ず確認する
離島旅行で最も避けたいのが、帰りの船や飛行機に間に合わないこと。
都市部の電車のように「次の便で帰ればいい」とはいかない島もあります。
行きの時間より先に、
帰りの船・飛行機の時間を決めてから旅程を組む
くらいの感覚がおすすめです。
夜の移動手段も確認する
離島では夜になると路線バスが終わっていたり、タクシーがすぐにつかまらなかったりすることがあります。
ひとり旅なら特に、
宿から夕食場所まで歩けるか
夜にタクシーを利用できるか
宿に食事が付いているか
を予約前に確認しておきましょう。
レンタカーは早めに予約する
離島ではレンタカーの台数そのものが限られています。
飛行機とホテルだけ予約して安心せず、レンタカーを使う場合は同じタイミングで確保しておくのがおすすめです。
「予定を入れない時間」もつくる
ひとり旅になると、
「せっかく来たのだから全部見なければ」
と思ってしまうことがあります。
でも、今回の旅の目的が「少し自分を休ませること」なら、予定を詰め込みすぎる必要はありません。
海を眺める。
知らない町を歩く。
喫茶店に入る。
宿へ早めに戻る。
そういう時間も、立派な旅の一部です。
まとめ|秋は「ひとりで島へ行く」のにちょうどいい
ひとり旅は、自分を変えるために行くものではないと思います。
何か大きな答えを見つけなくてもいい。
ただ、いつもとは違う場所で朝を迎え、知らない道を歩き、海を眺める。
それだけで、普段どれだけ周囲の時間に合わせて生活していたのかに気づくことがあります。
初めてなら伊豆大島。
車なしでゆっくり旅するなら小豆島。
海とドライブなら福江島。
広い島を自分のペースで巡るなら佐渡島。
少し不便でも、日常からしっかり距離を置きたいなら隠岐諸島。
「どこへ行けば自分を取り戻せるか」ではなく、
今の自分は、どんな時間を過ごしたいのか。
そこから島を選んでみるのも、秋のひとり旅の始め方です。

