【奄美大島】国の重要無形民俗文化財・秋名アラセツ行事2024を観にいこう

Shima News

こんにちは、ShiimaSuki編集部です。国の重要無形民俗文化財に指定されている、鹿児島県奄美大島で行われる「秋名アラセツ行事」が今年も開催されます。

アラセツ行事の歴史

秋名アラセツ行事の起源は、500年以上前に遡ります。元々は、農業の神様に豊作を祈るための祭りとして始まりました。奄美大島は、その自然環境から農業や漁業が盛んな地域であり、人々の生活は自然の恵みに大きく依存していました。秋名アラセツ行事は、そうした背景から生まれたものです。

アラセツが行われるのは、旧暦 8月最初の丙 (ひのえ)日 を祭 りとし、アラセツ(新節 )は火の神 を祀 り、火事がないように祈願します。

アラセツ行事とは、明け方に行われる『ショチョガマ祭り』と夕方の『平瀬マンカイ』の2つの祭事のことをさしています。※龍郷町、秋名のアラセツ行事PDFより一部抜粋

シャチョガマとは

日の出前、朝5時頃にショチョガマ(秋名田袋を見下ろす山の中腹に建てた片屋根)の上で太鼓を打 ち鳴 らし祭 りを知らせます。日 の出 の前 に儀式がはじまり、日が昇るころ、倒れた屋根の上で豊作を祈 る八月踊 りをし、ショチョガマの祭 りは終わります。

写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

平瀬マンカイとは

平瀬マンカイは午後4時頃、夕方の満潮に合わせて行われます。

平瀬マンカイは海の彼方(ネリヤ)の神々へ祈願を行います。奄美大島の海は地域の人々にとって重要な生活の糧であり、海の神様に感謝し、来年の漁業の繁栄を祈るために行われるこの儀式は、漁師たちにとって特に重要なものとなっています。

写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

秋名アラセツ行事開催日

2024年の開催日は、以下となります。

開催日:2024年9月9日(月曜日)

まとめ

秋名アラセツ行事は、奄美大島の歴史と文化を深く反映した祭りです。その歴史は、地域の人々の生活と密接に結びついており、今もなおその伝統は大切に守られています。この行事を訪れることで、奄美大島の豊かな文化と歴史を体感し、地域の人々の温かさに触れることができるでしょう。

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