【広島県】日本三景「安芸の宮島」歴史と自然が織りなす神秘の島

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こんにちは、ShimaSuki編集部です。広島県に位置する「安芸の宮島」は、古来より神聖な地として人々に崇められてきた場所で、日本三景のひとつにも数えられます。正式には「厳島(いつくしま)」と呼ばれるこの島は、世界遺産に登録された「厳島神社」を中心に、歴史、文化、そして雄大な自然が調和する観光地として国内外の旅行者に人気です。今回は、冬の魅力を交えつつ、宮島の見どころや楽しみ方をたっぷりご紹介します。

宮島へのアクセスと基本情報

アクセス方法

宮島へは広島市内からのアクセスが便利です。広島市街地からJRまたは広島電鉄で「宮島口駅」まで移動し、そこからフェリーで約10分で到着します。フェリーは頻繁に運行しているため、スムーズに島へ渡ることができます。

宮島の概要

写真提供:一般社団法人広島県観光連盟

所在地: 広島県廿日市市
面積: 約30平方キロメートル
特徴: 古くから信仰の対象であり、島全体が神域とされています。緑豊かな自然と荘厳な神社仏閣が訪れる人を魅了します。

宮島のシンボル「厳島神社」

世界遺産に登録された海上の神社

厳島神社は、推古天皇時代(593〜628年)に創建されたとされる歴史ある神社です。その最大の特徴は、瀬戸内海の波間に立つ朱色の社殿と鳥居。干潮時には歩いて近くまで行け、満潮時には海に浮かぶような美しい姿を見ることができます。

  • 大鳥居: 宮島を象徴する巨大な鳥居は高さ約16メートル。現在、改修工事が行われていますが、工事中もその雄大さを間近で感じることができます。
  • 回廊: 神社内の回廊は約300メートルにも及び、木のぬくもりと歴史の息吹を感じられます。

冬の厳島神社の魅力

12月から2月にかけて、厳島神社は静寂に包まれます。冬の澄んだ空気の中で眺める社殿や鳥居は一層鮮やかで、心を清める特別な時間を過ごすことができます。

宮島の自然を楽しむ

弥山(みせん)

写真提供:一般社団法人広島県観光連盟

宮島の中央にそびえる標高535メートルの山「弥山」は、島全体を神域とする信仰の中心地です。古来より修験道の場として知られ、山頂には火が消えないとされる「霊火堂」があります。

  • 登山ルート: 弥山には複数の登山ルートがありますが、体力に応じて選べます。初心者には「紅葉谷ルート」がおすすめ。
  • ロープウェイ: 中腹まではロープウェイを利用することも可能で、冬場でも手軽に山の景色を楽しむことができます。
  • 山頂からの絶景: 冬の澄んだ空気の中では、瀬戸内海の島々がくっきりと見渡せます。雪景色に包まれる弥山も幻想的です。

紅葉谷公園

弥山のふもとに広がる「紅葉谷公園」は、四季折々の自然が楽しめるスポット。冬には、緑の苔むした渓流や冷たい空気の中で流れる清流が、静寂と癒しを与えてくれます。

宮島のグルメ

宮島観光では、地元の味覚も楽しみのひとつです。島内には食事処やカフェが点在しており、冬ならではの味覚も楽しめます。

名物「牡蠣」

写真提供:一般社団法人広島県観光連盟

冬の宮島で外せないのが新鮮な牡蠣です。焼き牡蠣や牡蠣フライ、牡蠣鍋など、旬の味覚を堪能できます。港近くの屋台やレストランで、アツアツの牡蠣料理をぜひお試しください。

あなご飯

もう一つの宮島名物が「あなご飯」。ふっくらとした穴子をタレで味付けし、炊き立てのご飯に乗せた一品です。観光の合間にぜひ味わいたい逸品。

もみじ饅頭

宮島の定番スイーツ「もみじ饅頭」は、カスタードや抹茶など、さまざまな味が楽しめます。冬の観光の際には、温かいお茶とともにほっこり味わうのがおすすめです。

宮島の文化と歴史を感じるスポット

五重塔と千畳閣

厳島神社の近くには、歴史的建造物が点在しています。朱塗りの「五重塔」や、広い床面積を誇る「千畳閣(せんじょうかく)」は、厳島神社とあわせて訪れたいスポットです。静かな冬の景色の中で、その美しさをじっくり堪能できます。

宮島水族館

「みやじマリン」の愛称で親しまれる宮島水族館は、冬でも楽しめる室内型の施設です。瀬戸内海の生物たちを間近で観察することができ、家族連れにも人気です。

宮島での冬のイベントとアクティビティ

イルミネーション

冬の宮島では、厳島神社や港周辺でイルミネーションが施されます。夜にはロマンチックな光景が広がり、昼間とは違う魅力を楽しむことができます。

冬の鹿たちとの触れ合い

宮島では野生の鹿が至る所で見られます。冬は毛がふさふさとした鹿がかわいらしく、観光客との触れ合いも一興です。ただし、エサやりは禁止されているため注意が必要です。

宮島のお土産

宮島を訪れたら、地元ならではのお土産を手に入れましょう。

  • しゃもじ: 宮島は「しゃもじ」の発祥地とされ、縁起物として人気です。
  • 牡蠣関連商品: 缶詰や燻製牡蠣など、牡蠣を使ったお土産も充実。
  • もみじ饅頭: 定番のスイーツ土産で、家族や友人に喜ばれること間違いなしです。

宮島観光のまとめ

冬の「安芸の宮島」は、澄んだ空気と静けさに包まれた特別な時間を楽しめる観光地です。世界遺産の厳島神社や美しい自然、旬の味覚、そして心癒される文化体験が訪れる人々を迎えてくれます。

この冬、宮島を訪れて、心身ともにリフレッシュする旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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