【2026年最新】一足早い春を求めて。2月・3月に輝く「離島の桜名所」5選|海と花が織りなす究極の絶景

兵庫県

本土よりも一足早く、あるいは本土とは全く異なる表情で咲き誇る「離島の桜」。
周囲を海に囲まれた島々では、桜のピンク、海の色、そして島独自の緑が混ざり合い、この世のものとは思えないほどの色彩美を見せてくれます。

今回は、2月から3月にかけて見頃を迎える、日本全国の離島から厳選した5つの桜名所をご紹介します。神話の島から世界遺産の森まで、桜を巡る「島旅」へと出かけましょう。

🌸お出かけ前にチェック!

桜の開花時期は、その年の気温や天候により大きく前後します。本記事の「見頃」は例年の傾向に基づいています。特に離島は船の欠航等も考慮し、出発前に各自治体の観光協会SNS等で最新の開花状況を必ずご確認ください。

📍 本記事で紹介する離島の桜

  • 🌸 【愛媛・岩城島】積善山:3,000本の桜が描く「天女の羽衣」
  • 🌸 【沖縄・久米島】アーラ山のクメノサクラ:白からピンクへ変わる「幻の桜」
  • 🌸 【東京・伊豆大島】大島桜:生命の源流、樹齢800年の巨木に出会う
  • 🌸 【鹿児島・屋久島】山桜:世界遺産の森を駆け上がる野生の息吹
  • 🌸 【兵庫・淡路島】あわじ花さじき:菜の花の黄色と桜の共演

1. 【愛媛県・岩城島】積善山(せきぜんざん)

「天女の羽衣」と称される3,000本の桜の帯

しまなみ海道のすぐそば、ゆめしま海道に位置する岩城島(いわぎじま)。この島の最高峰・積善山(標高370m)は、瀬戸内海随一の桜名所として知られています。

● 見頃:3月中旬〜下旬
登山道沿いから山頂にかけて、約3,000本のソメイヨシノやヤマザクラが植えられています。3月中旬を過ぎると、山全体がピンク色に染まり始めます。

● 絶景ポイント:山頂展望台からの「羽衣」
山頂の展望台に立つと、眼下には登山道に沿って咲く桜が、まるで山を優しく包み込む「天女の羽衣」のように見えます。その背景に広がるのは、穏やかな瀬戸内海の多島美。空の青、海の碧、そして桜のピンクが織りなすグラデーションは、まさに離島ならではの絶景です。


2. 【沖縄県・久米島】アーラ山のクメノサクラ

真っ白な花が舞う、沖縄でも珍しい「幻の桜」

沖縄の春を告げるのは通常、濃いピンクの寒緋桜(カンヒザクラ)ですが、久米島にはここだけに自生する「クメノサクラ」が存在します。一時は絶滅も危惧された、非常に希少な品種です。

● 見頃:3月上旬〜中旬
クメノサクラは、寒緋桜が終わる頃にバトンタッチするように咲き始めます。島南西部のアーラ山へと続く林道が主な舞台です。

● 絶景ポイント:白からピンクへの移ろい
最大の特徴は、咲き始めは純白で、散り際にかけて徐々に淡いピンク色へと変化していくこと。林道を埋め尽くす白い花々は、南国の太陽の下で雪が積もったような不思議な光景を作り出します。花びらが舞い散る様子も非常に美しく、本土のソメイヨシノに近い情緒を感じさせてくれます。


3. 【東京都・伊豆大島】大島桜(オオシマザクラ)

日本の桜の「母」に出会う旅

東京から高速ジェット船で約1時間45分。伊豆大島は、野生の桜「オオシマザクラ」の故郷です。私たちがよく知るソメイヨシノの片親でもあり、非常に強い生命力を持っています。

● 見頃:3月上旬〜下旬
早咲きから遅咲きまで個体差があるため、島内では比較的長い期間、桜を楽しむことができます。

● 絶景ポイント:樹齢800年の「桜株」
島北東部にある特別天然記念物「桜株(さくらカブ)」は必見です。樹齢800年を超え、なおも白い花を咲かせるその姿は、神々しささえ感じさせます。大島桜は花と同時に若葉が芽吹くため、白と鮮やかな緑、そして伊豆大島の青い空とのコントラストが驚くほど爽やかです。


4. 【鹿児島県・屋久島】山桜(ヤマザクラ)

世界遺産の森を彩る、野生の息吹

標高2,000m近い山々を抱く屋久島。ここでは桜が「季節の移動」を教えてくれます。

● 見頃:3月上旬(里)、3月下旬(山)
まず人々の暮らす里付近から咲き始め、徐々に標高の高い山へと開花前線が駆け上がっていきます。

● 絶景ポイント:パッチワークのような山肌
屋久島のヤマザクラは、一斉に咲くソメイヨシノとは違い、常緑樹の濃い緑の中に、点々とピンクや赤褐色の若葉が混ざり合って咲きます。この時期、白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)などへ向かう途中の山肌を眺めると、まるで春のパッチワークのような、野生味溢れる力強い景色を楽しむことができます。


5. 【兵庫県・淡路島】あわじ花さじき

菜の花の黄色と桜のピンク、海の色が混ざり合う

明石海峡大橋で結ばれた淡路島。北部の丘陵地にある「あわじ花さじき」は、年間を通して花が絶えない「花の島」の象徴です。

● 見頃:3月上旬(早咲き)、3月下旬(ソメイヨシノ)
広大な敷地には複数の桜があり、春の間中、何らかの花が咲き誇ります。

● 絶景ポイント:幸せの黄色い絨毯との共演
3月は広大な斜面を埋め尽くす「菜の花」が満開になる時期です。足元に広がる鮮やかな黄色の絨毯、その先に点在するピンクの桜、そして背景には青い大阪湾。この3色が一度に視界に入る景色は、淡路島ならではのパノラマビュー。家族やカップルでゆっくり散策するのにこれ以上ない場所です。


【あとがき】
離島の桜巡りは、本土の有名スポットのような「人混み」を避け、自然の音に耳を傾けながら花を愛でることができるのが最大の贅沢です。積善山の静かな羽衣、久米島の幻の白い花…。それぞれの島が守ってきた桜の物語を知ることで、旅はもっと深くなります。2月・3月、新しい自分に出会うための「桜旅」へ、一歩踏み出してみませんか?

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