こんにちは、ShimaSui編集部です。
北海道のさらに北。
稚内からフェリーで約2時間。
そこに、“花の浮島”と呼ばれる島があります。
その名は、礼文島。
6〜7月。
本州では梅雨空が続く頃、礼文島は短い夏を迎えます。
海抜0m近くで高山植物が咲き乱れ、
青い海と、冷たい風と、どこまでも続く緑の丘。
まるで海外映画のワンシーンのような景色が、
日本最北の離島には広がっています。
「離島旅」と聞くと、沖縄を思い浮かべる人も多いかもしれません。
でも、“夏の北海道離島”には、
沖縄とはまったく違う感動があります。
それは、“静けさ”です。
観光地化されすぎていない。
派手すぎない。
だけど、一度行くと忘れられない。
今回は、そんな礼文島を、
6〜7月という“最高の季節”に絞って徹底特集します。
なぜ6〜7月の礼文島が特別なのかー「花の浮島」と呼ばれる理由ー
礼文島は、日本最北の離島。
しかし、この島の最大の特徴は「緯度の高さ」だけではありません。
礼文島では、本来は標高の高い山でしか見られない高山植物が、海辺近くで咲きます。
これは、冷涼な気候によって平地でも高山環境が成立しているため。
つまり、
“普通なら標高2000m級でしか見られない花を、海を見ながら楽しめる”
という、日本でも極めて珍しい島なのです。
そのため、礼文島は全国の花好き・登山好き・写真愛好家から“聖地”のように愛されています。
6〜7月に見頃を迎える「礼文島の花」たち
レブンアツモリソウ

礼文島を代表する花。
淡いクリーム色の袋状の花を咲かせる希少種で、
世界的にも貴重な植物として知られています。
開花時期は主に5月下旬〜6月中旬。
タイミングが合えば、礼文島でしか味わえない幻想的な光景に出会えます。
特に有名なのが、
「レブンアツモリソウ群生地」。
早朝の静かな時間帯は、空気まで神秘的です。
エゾカンゾウ

6〜7月の礼文島で、もっとも“夏らしい景色”を作る花。
鮮やかなオレンジ色が、緑の丘を埋め尽くします。
青い海とのコントラストが本当に美しく、
「北海道の離島って、こんな景色なんだ」と驚く人も多いはず。
特に桃岩周辺では、まるで絵画のような風景が広がります。
レブンウスユキソウ

“礼文島のエーデルワイス”とも呼ばれる花。
白く繊細な見た目が特徴で、
可憐なのに、どこか凛とした存在感があります。
礼文島で絶対歩きたいトレッキングコース
桃岩展望台コース

礼文島初心者にまずおすすめしたいのが、
「桃岩展望台コース」。
約2〜3時間ほどの比較的歩きやすいルートですが、
景色の密度が異常です。
歩き始めてすぐ、
- 海
- 花畑
- 草原
- 利尻富士
- 青空
が一気に視界へ飛び込んできます。
「北海道」というより、
どこかヨーロッパのような風景。
しかも、歩いている人たちの空気感もいい。
みんな静かに景色を楽しんでいて、
礼文島全体に“急いでいない時間”が流れています。
岬めぐりコース

礼文島の王道トレッキング。
スコトン岬からゴロタ岬方面へ歩くルートで、
礼文島らしいダイナミックな海岸景観を味わえます。
風が強い日も多いですが、
その風すら「礼文島らしさ」。
断崖絶壁と青い海。
そして、遠くに見える利尻島。
まさに“最果て感”を味わえるコースです。
利尻富士を眺める時間が、贅沢すぎる

礼文島からは、利尻山が美しく見えます。
その姿が富士山に似ていることから、
「利尻富士」と呼ばれています。
礼文島旅で印象的なのは、
この利尻富士が、島のあちこちから見えること。
朝焼け。
夕焼け。
霧の中。
時間によって表情が変わるので、
気づけば何度も写真を撮ってしまいます。
礼文島グルメ——“ウニ”が別格すぎる
6〜7月はウニの旬

礼文島の夏グルメといえば、やはりウニ。
特に6〜7月は、旬ど真ん中です。
礼文島のウニは、
昆布を食べて育つため、甘みと濃厚さが圧倒的。
「人生で食べたウニの中で一番だった」
という人も少なくありません。
しかも、ミョウバン不使用の生ウニを食べられる店も多く、
“海の味そのもの”を感じられます。
ホッケも驚くほど美味しい

北海道のホッケの概念が変わります。
礼文島で食べるホッケは、
脂の乗り方がまるで別物。
焼いただけなのに、ごちそう。
旅館の朝食ですら感動レベルなことがあります。
礼文島は「何もしない」が成立する島
礼文島旅で不思議なのは、
観光を詰め込まなくても満足できること。
むしろ、
- 海を眺める
- 花を見る
- 風を感じる
- のんびり歩く
それだけで満たされていく。
スマホを見る時間も減っていきます。
SNS投稿のためじゃなく、
“自分のために景色を見る感覚”を思い出せる島。
それが礼文島です。
6〜7月の礼文島旅行で気をつけたいこと
思ったより寒い
本州感覚で行くと驚きます。
6〜7月でも、朝晩はかなり冷えることがあります。
特に風が強い日は体感温度が低く、
- 薄手ダウン
- 防風ジャケット
- パーカー
は必須級。
「北海道の夏=涼しい」を超えてくる日もあります。
天気が変わりやすい
礼文島は霧が出やすいです。
昨日まで快晴だったのに、
翌日は真っ白、ということも珍しくありません。
だからこそ、
“完璧な晴れの日”
に出会えた時の感動が大きい。
礼文島へのアクセス
東京方面から
飛行機+フェリー
- 羽田 → 稚内空港
- 稚内空港 → 稚内フェリーターミナル
- フェリーで礼文島へ
というルートが一般的。
フェリー時間は約2時間。
海況によっては揺れることもあるため、
酔いやすい人は酔い止めを準備しておくと安心です。
フェリーで島へ向かう時間も“旅”
礼文島旅は、
フェリーに乗った瞬間から始まっています。
だんだん近づいてくる島影。
冷たい海風。
カモメ。
そして、遠くに見える利尻富士。
この“到着までの時間”が、ものすごくいい。
飛行機で一瞬で着く旅とは違う、
“離島へ向かう実感”があります。
こんな人に礼文島は刺さる
・自然に癒されたい人
礼文島の自然は、“圧”がありません。
優しい。
だから、疲れている時ほど沁みます。
・写真好き
花、海、夕景、草原。
しかも人工物が少ない。
「どこを撮っても絵になる島」です。
・静かな旅がしたい人
観光地疲れしている人ほど、礼文島はハマります。
ガヤガヤしていない。
急かされない。
“静かな贅沢”があります。
ShimaSuki編集部が思う、礼文島最大の魅力
礼文島には、“派手さ”はありません。
テーマパークもない。
大型商業施設もない。
でも、だからこそ残っている景色があります。
6〜7月。
短い夏の間だけ、
花が咲き誇る最北の離島。
それは、日本の中でもかなり特別な景色です。
もし今、
「ちょっと疲れたな」
「自然の中に行きたいな」
「スマホばかり見てるな」
そんな感覚があるなら。
今年の夏は、礼文島という選択をしてみてください。
きっと帰る頃には、
呼吸が少し深くなっています。

