こんにちは、ShimaSuki編集部です。
青い海の向こうに、ぽこんと浮かぶ円錐形の山。
沖縄本島・本部港からフェリーで約30分。そこに広がるのが、静かでやさしい時間が流れる島、伊江島です。
春、この島は一年でいちばん華やぐ季節を迎えます。
白いテッポウユリが風に揺れ、海の青と空の青に溶け込む光景。
2026年、第29回「伊江島ゆり祭り」の開催が正式に決定しました。
花を見に行く旅ではありません。
花に包まれに行く旅です。
第29回 伊江島ゆり祭り 開催概要

開催期間:2026年4月25日(土)〜5月5日(火)
会場:リリーフィールド公園(沖縄県伊江村)
入場:無料
会場となるリリーフィールド公園は、約10万平方メートルの広大な敷地を持つ海沿いの公園。
ここに、テッポウユリを中心とした約100万輪のゆりが咲き誇ります。
純白の花びら。
甘くやさしい香り。
そして背後に広がる伊江ブルーの海。
ただの花畑ではありません。
“沖縄の風景の中に咲く花”という、ここでしか出会えない絶景です。
期間中は地元グルメの屋台、特産品販売、週末のステージイベントなども開催予定。例年、伊江港から会場付近までのシャトルバスも運行されます。
なぜ伊江島のゆりは特別なのか
伊江島はテッポウユリの生産地として知られています。
温暖な気候と石灰岩質の土壌がゆりの栽培に適しており、かつては全国へ出荷されてきました。
その歴史を背景に生まれたのが、このゆり祭り。
観光イベントでありながら、島の農業文化とも深く結びついている。
だからこそ、作られた花畑ではなく、“島の営みの延長線上にある風景”として心に残るのです。
春の伊江島が、いちばん美しい理由
春の沖縄は、実はベストシーズンのひとつ。
・平均気温20〜24℃前後
・梅雨前で湿度も比較的穏やか
・台風シーズン前で海の透明度も高い
強すぎない日差し。
やわらかな風。
そして、観光ピーク前のほどよい静けさ。
“沖縄らしさ”と“離島らしさ”が、もっともバランスよく味わえるのが春の伊江島なのです。
伊江島の象徴へ — 城山(タッチュー)

島のどこからでも見える、円錐形の山。
それが**城山(タッチュー)**です。
標高約172m。
階段を中心に整備されており、約15〜20分で山頂へ。
頂上からは360度の大パノラマ。
本部半島、伊是名島、水納島まで望める日もあります。
ゆり祭りで花を楽しんだあと、ぜひ登ってほしい。
白い花畑と青い海を、上から眺める体験は格別です。
海の絶景スポット — 湧出(ワジィー)

島北西部に位置する**湧出**は、断崖絶壁から海を望む絶景スポット。
名前の由来は、海岸近くの岩場から真水が湧き出ていること。
荒々しい地形と透き通る海のコントラストは、伊江島のもうひとつの顔です。
ゆりの“やわらかさ”と、ワジィーの“力強さ”。
両方を見てこそ、春の伊江島は完成します。
春のモデルコース(1泊2日)
【1日目】
午前:本部港 → フェリーで伊江島へ
昼:島内食堂で伊江牛や沖縄そば
午後:ゆり祭り会場散策
夕方:タッチュー登山
夜:島の宿でゆったり
【2日目】
朝:海辺散歩
午前:湧出展望台
昼:カフェで島時間
午後:フェリーで本部へ
伊江島は大きすぎないからこそ、移動に追われません。
“観光をこなす旅”ではなく、“余白を楽しむ旅”ができます。
アクセス情報(那覇から)
🚢 伊江島への基本ルート
那覇空港/那覇市内
→ 本部港
→ フェリーで約30分
→ 伊江港到着
フェリーの運航は、**伊江村営フェリー**が担っています。
① 那覇空港からレンタカーで行く場合(最もおすすめ)
⏱ 所要時間:約1時間30分〜2時間
🚗 距離:約90km前後
那覇空港でレンタカーを借り、沖縄自動車道を利用します。
▼ 推奨ルート
那覇IC
↓
許田IC(終点)
↓
国道449号線経由
↓
本部港
高速道路利用でスムーズに移動可能。
ゆり祭り期間中は本部港周辺が混み合うため、フェリー出港の40分前到着を目安に。
🚢 フェリー情報(2026年想定)
・所要:約30分
・1日4〜5往復(繁忙期増便あり)
・車両積載可能
・当日券購入制
※GW期間は満車になる可能性あり。車両持ち込みは早めの到着必須。
② 那覇空港から高速バスで行く場合(車なし派)
⏱ 所要:約2時間30分〜3時間
▼ ルート
那覇空港
↓
やんばる急行バス(直行)
↓
本部港
やんばる急行バスは空港から本部方面へ直通。
乗り換え不要なのが最大のメリット。
料金目安:約2,000円前後。
※本数に限りがあるため、事前に時刻確認必須。
③ 那覇バスターミナルから路線バスで行く場合(最安)
那覇バスターミナル
↓
名護バスターミナル
↓
本部港
所要:約3時間〜3時間半
料金:約2,500円前後
時間はかかりますが、旅情は一番あります。
那覇空港
↓(車 約1時間30分)
本部港
↓(フェリー 約30分)
伊江港
フェリーは1日複数便運航。
ゆり祭り期間中は増便されることもありますので、事前確認をおすすめします。
🚘 伊江島に着いてからの移動手段
伊江港到着後の選択肢は以下。
✔ レンタカー(島内)
もっとも自由度が高い。ゆり祭り期間は混雑するため事前予約推奨。
✔ レンタサイクル
島一周約22km。体力に自信があれば◎。
✔ 路線バス
本数少なめ。時間に余裕ある人向け。
✔ ゆり祭り期間限定シャトルバス
伊江港〜リリーフィールド公園間を運行予定(例年実施)。
宿泊という選択
日帰りも可能ですが、できれば1泊を。
夜の伊江島は、別の顔を見せます。
街灯の少ない道。
波の音。
満天の星。
観光地化されすぎていないからこそ残る静けさ。
それは春の旅に、深みを与えてくれます。
伊江島ゆり祭りは「花を見るイベント」ではない

それは、島の季節をまるごと体験する時間。
白いゆり。
青い海。
やわらかな風。
地元の人の笑顔。
フェリーの揺れ。
すべてが合わさって、春の伊江島になります。
100万輪の花は、きっと写真に収まりきりません。
でも、その空気は、心に残ります。
まとめ — この春、伊江島へ
ゆりが咲くのは、わずか10日間ほど。
その短い時間に、島は一年でいちばん輝きます。
沖縄本島から30分。
でも、体感はもっと遠い。
“ちょうどいい離島感”と、“ちょうどいい非日常”。
この春、伊江島でしか出会えない白い絶景に、会いに行きませんか。

