こんにちは、ShimaSuki編集部です。
離島旅行へ行きたい。
そう思って調べ始めたのに、
「島内はレンタカーがおすすめ」
という言葉を見て、諦めたことはありませんか?
免許を持っていない。
ペーパードライバーだから旅先では運転したくない。
ひとり旅でレンタカーを借りるほどでもない。
せっかく旅行するなら昼からお酒も楽しみたい。
理由は人それぞれ。
でも、車を運転できないからといって島旅を諦める必要はありません。
今回ShimaSukiがおすすめするのは、瀬戸内海に浮かぶ直島。
現代アートの島として世界的にも知られていますが、今回のテーマはアートそのものではありません。
「本当に車なしで直島旅行はできるの?」
という疑問に答えながら、徒歩・バス・自転車を組み合わせた1泊2日の旅を考えます。
結論|直島は車なしでも楽しめる?
結論からいうと、旅行プランをきちんと組めば車なしでも楽しみやすい島です。
直島では、
徒歩
町営バス
自転車
施設間を結ぶ移動手段
などを組み合わせて観光できます。
ただし、
「車がなくても楽しめる」=「何も調べなくても簡単に回れる」
ではありません。
バスには運行時間があります。
坂道もあります。
アート施設には休館日や予約が必要な施設もあります。
だから車なし旅では、
「全部回る」
より、
「今日はこのエリアを楽しむ」
という考え方がおすすめです。
まず知っておきたい直島の3つのエリア
車なしで直島を旅行するなら、最初に島の位置関係を理解しておきましょう。
観光で主に訪れるのは、
宮浦エリア
本村エリア
美術館エリア
の3つです。
宮浦エリア
直島の玄関口となる宮浦港があるエリア。
フェリーを降りた瞬間から直島らしい風景が始まります。
港周辺には、草間彌生さんの「赤かぼちゃ」などがあります。
飲食店や宿泊施設などもあるため、車なし旅では拠点候補にしやすいエリアです。
本村エリア
昔ながらの集落とアートが共存しているエリア。
「家プロジェクト」などを巡りながら、路地を歩くこと自体を楽しめます。
車なし旅との相性がいい場所です。
美術館エリア
地中美術館、ベネッセハウス ミュージアムなど、直島を代表するアート施設が集まるエリア。
坂道や施設間の距離も考えながら移動方法を決めましょう。
直島へはどうやって行く?
直島へは船でアクセスします。
代表的な玄関口となるのが宮浦港。
岡山県側の宇野港や、香川県側の高松港などから船で向かうことができます。
車なし旅行なら、
電車・バス
↓
港
↓
船
↓
直島
という移動になります。
ここで大切なのが、帰りの船まで先に確認しておくこと。
島へ到着してから帰りの時間を考えるのではなく、
「何時の船で帰る」
まで決めておけば、島内で使える時間を把握できます。
車なし直島旅① 徒歩
直島でぜひ楽しんでほしいのが「歩くこと」。
車なら数分で通り過ぎてしまう場所でも、徒歩なら、
小さな路地。
島の家。
海。
猫。
古い建物。
突然現れるアート。
そんな景色に出会えます。
特に本村エリアは、目的地から目的地へ急いで移動するより、路地を歩きながら島の空気を感じてほしい場所。
車がないことを不便と考えるのではなく、歩くこと自体を観光にする。
これが直島旅行の楽しみ方のひとつです。
車なし直島旅② 町営バス
宮浦と本村方面などの移動では、町営バスを利用できます。
車なし旅行では心強い存在ですが、都市部のバスと同じ感覚で、
「一本逃してもすぐ次が来る」
とは考えないほうが安心です。
旅行当日は最新の時刻表を確認して、
乗りたい便を2〜3本だけでも決めておく
のがおすすめ。
スマートフォンに時刻表を保存しておくと、島内でも確認しやすくなります。
車なし直島旅③ 自転車・電動アシスト自転車
自由度を上げたいなら自転車も選択肢。
自分の好きなタイミングで止まれるので、
「この景色いいな」
と思ったら、その場で立ち止まれます。
ただし直島には坂道があります。
普段あまり自転車に乗らない人なら、電動アシスト自転車を検討するのもおすすめです。
そして真夏や暑さの残る時期は要注意。
日差しの中で自転車移動を続けると、想像以上に体力を消耗します。
「自転車を借りたから全部自転車」
ではなく、
自転車+バス+徒歩
のように組み合わせてもいいのです。
宮浦港に着いたら、まずは「赤かぼちゃ」

直島へ到着したら、まず宮浦港周辺を歩いてみましょう。
港の近くには草間彌生さんの「赤かぼちゃ」があります。
船を降りてすぐ、
「直島へ来た!」
と感じられる場所です。
到着直後から急いでバスへ乗るのではなく、少しだけ港周辺を歩く。
海を見て、写真を撮って、島旅のスタートを楽しみましょう。
本村では「目的地をつなぐ道」まで楽しむ
本村エリアでは「家プロジェクト」など、集落の中に点在するアートを巡ることができます。
ここで車なし旅の魅力が発揮されます。
次の目的地へ歩いている途中、
古い家があったり、
細い路地があったり、
島の日常が見えたり。
目的地と目的地の間にも、旅があります。
地図だけを見て最短ルートを歩くのではなく、ときには少し遠回りしてみる。
そんな旅が似合うエリアです。
地中美術館は「行く時間」を先に決める
直島旅行で訪れたい人が多い地中美術館。
ここは「時間が余ったから行こう」ではなく、旅行計画の早い段階で確認したい場所です。
予約方法や鑑賞方法などは変更される可能性があるため、旅行前に公式サイトで最新情報を確認してください。
車なし旅では、
美術館の時間を決める
↓
そこへ向かう交通手段を決める
↓
残りの時間で他の予定を組む
という順番がおすすめです。
「黄色いかぼちゃ」も見たい

直島と聞いて、海辺にある黄色いかぼちゃを思い浮かべる人も多いでしょう。
草間彌生さんの「南瓜」です。
アート作品を見ることだけでなく、瀬戸内海と作品が一緒にある風景そのものが直島らしい魅力。
ただし作品の公開状況などは変わる可能性があります。
訪問前には最新情報を確認してください。
車なしなら「宿泊場所」がかなり重要
日帰りなら港と船の時間が重要。
1泊するなら、さらに重要になるのが宿泊エリアです。
料金だけで宿を選んでしまうと、
「夕食へ行くのに移動が大変」
「翌朝のバスまで時間がある」
といったことも起こります。
車なし旅行なら、
最寄りのバス停
港までの距離
夕食を食べられる場所
チェックイン時間
荷物を預けられるか
なども確認して宿を選びましょう。
夜ごはん問題も事前に解決しておこう
車なし島旅で意外と困るのが夕食です。
「島だから魚のお店がいっぱいあるでしょ」
と思って何も調べずに行くのはおすすめしません。
営業日や営業時間が限られる店もあります。
宿泊する場合は、
夕食付きの宿を選ぶ
のも安心。
外食するなら、宿から歩いて行ける範囲で候補を決め、必要なら予約しておきましょう。
旅先で夕食難民になると、せっかくの夜が慌ただしくなってしまいます。
【1泊2日】車なし直島モデルコース
実際に車を使わない前提で旅程を考えてみましょう。
1日目|宮浦+本村を歩く
午前
直島・宮浦港到着
↓
赤かぼちゃ
↓
宮浦周辺を散策
↓
ランチ
午後
町営バスなどで本村へ
↓
家プロジェクトなどを巡る
↓
路地を散策
↓
カフェで休憩
↓
宿へ
夜
夕食
↓
ゆっくり島時間
1日目は美術館を詰め込まず、島の町を楽しむ日にします。
2日目|アートをじっくり楽しむ
朝食
↓
美術館エリアへ
↓
地中美術館など
↓
周辺散策
↓
昼食・休憩
↓
宮浦港へ
↓
お土産
↓
フェリーで帰路へ
2日目はアートをメインに。
美術館の予約時間がある場合は、その時間を軸に旅程を調整してください。
日帰りなら「全部見ない」と決める
もちろん直島は日帰りでも楽しめます。
ただし車なしで日帰りするなら、
「全部回る」という目標を捨てること
をおすすめします。
例えば、
PLAN A
宮浦+本村
PLAN B
宮浦+美術館エリア
というように絞る。
「せっかく来たのだから」と全部詰め込むと、時計とバスの時刻表ばかり見る旅行になってしまいます。
島まで来たのなら、海を見る時間くらい残しておきましょう。
雨の日はどうする?
車なし旅行では、雨が降ると移動の難易度が上がります。
特に徒歩や自転車を予定していた場合は、旅程を変更する必要があります。
旅行前に天気予報を確認し、
雨ならバス中心。
晴れなら徒歩や自転車。
というように切り替えられるようにしておきましょう。
荒天時は船の運航にも影響する可能性があるため、運航情報の確認を優先してください。
車なし旅行で持っていきたいもの
直島を歩くなら、何より大切なのが歩きやすい靴。
さらに、
モバイルバッテリー
飲み物
帽子
日焼け止め
折りたたみ傘
羽織れるもの
などもあると便利です。
そして、できるだけ荷物は少なく。
荷物を全部持ったまま歩くと、それだけで疲れてしまいます。
宿やコインロッカーなど、荷物を預けられる場所も事前に確認しておきましょう。
車がないから見える、直島もある
レンタカーがあれば便利です。
移動は速い。
荷物も積める。
暑い日も楽。
それでも今回、あえて車なし旅を提案したのには理由があります。
歩いているから見つけた路地。
バスを待っている間に眺めた海。
自転車を止めて撮った写真。
疲れて偶然入ったカフェ。
予定していなかった場所で過ごした10分。
車だったら通り過ぎていたかもしれない時間です。
離島旅行では、
「効率よく回れた=いい旅」
とは限りません。
次の島旅では、レンタカーの予約画面を開く前に、
「この島、車なしで歩いてみたらどうだろう?」
と考えてみてください。
目的地は直島。
徒歩で。
バスで。
ときどき自転車で。
少し不便なくらいのスピードで島を巡ると、いつもとは違う景色が見つかるかもしれません。

